初のカンフー映画で新たな魅力も見せた少群、演技の幅を広げて一つ一つ着実に進化していると感じます。カンフーについてはこんなインタビュー記事があります。
<2010年11月15日金羊網―新快報から>
記者に、『功夫咏春』に続き『新少林寺』にも出演した理由を聞かれて
少群: やってみる前は楽しそうだと思いました。だって男子なら手足や体を動かすのは面白いと感じるでしょ。でも撮影は本当に大変だった。一組の動作をいろいろなカメラ角度で一晩中撮ることもあって、真冬なのに汗でびっしょり。
記者: 立ち回りの基礎があるから少しは楽だったんじゃない?
少群: 撮影に入るひと月前から咏春拳の訓練を受けました。武術指導の先生からは、体の動きはわりとイケてると。一番長いのは八つの動作の組合せで十数人と戦うもので、ワザが全部違うんです。一つは二日前に、他の一つは撮影現場で編みだした動きですよ。
記者: 新人さんはケガしやすいでしょう。
少群: 『新少林寺』でね。1対6で戦う時、動作を忘れた人が僕の頭を打ちました。監督はすぐ僕たちの気持ちを落ち着かせてくれたけど。ちょっとのアクションを撮るに3時間以上かかって、自信をなくしたこともあります。
記者: これからはアクション路線で行くの?
少群: おもしろければやりますけど、苦しくてヒ―ヒー言うようなものなら止めておく。
記者: 大変なのはいやですか?
少群: そうではなく、苦労と結果が釣り合わないから。ケガまでしてたくさん撮っても編集でカットされることがあるでしょう、もったいないですよ。でも、もし『新少林寺』、『功夫咏春』のあと僕に合っていて魅力が出せると監督が考えるものなら、やはり引き受けるでしょうね、まだ自分から配役を選びに行ける時期ではないですから。
09-11-21のブログに添えられた写真は、上海での『功夫咏春』クランクイン発表会のものですが、この時の裏話をご紹介します。
http://v.youku.com/v_show/id_XMTMyOTA4NjMy.html 大寒波の中でカンフー披露
上海でクランクインした『功夫咏春』制作陣は大寒波に見舞われた。
スタッフ:マスコミ発表会のために取り付けた大きな雨よけも強風で破れて、急いで修理したんです。
ダウンジャケットに手袋の重装備の俳優さんたち、エキストラさんも口々に「寒い」。
少群:こんなに気温が下がるなんて想像できなかったよ、北から南に来たのに、北京の方が暖かい。
スタッフ:保温のため衣装に厚めのベストを用意しました。
白静:寒くなったらすぐ立ち上がって体を動かして温めます。
少群:汗をかいたらすぐ着替えないといけない、今はどうってことないかもしれないけど歳をとったら関節が痛くなったりするから。これは以前先生が教えて下さったことです。
ふふ かわいいですね、先生の教えをちゃんと守って。撮影の苦労も、公開された映画がおおむね好評で報われました。日本での公開予定がないのは残念。
『功夫咏春』予告宣伝版はこちらです。http://movie.mtime.com/118041/trailer/28631.html