夜間撮影が終わり、もう明け方の4時である。部屋に戻ったが眠くならない。毎日仕事がぎっしり詰まっているが、相変わらず楽しくて疲れ知らずだ。私の気持ちを皆さんと分かち合いたいといつも思っている。


10月に青年監督・丁世強の喜劇映画『掐死你的温柔』の撮影が終わったばかりだが、すぐ上海に来て呉思遠総監督・張同組監督の青春ロマン・カンフー映画『功夫咏春』を撮影している。

カンフー映画と言えば、実は自分でも不思議である。最近のオファーはみなカンフーがテーマで、『功夫詠春』のほか陳木勝監督の『新少林寺』もある。

『梅蘭芳』のあと、余少群が演じられるのは清らかでおとなしい人物だけとされるのかどうかをみんな考えていた。その時期に続けてカンフー映画のオファーがあったというのは、監督たちや観客は、私が梅蘭芳以外のどのようなタイプの役ができるのか興味がある、或いは期待もされているということなのだろうと思う。

マスコミに「余少群…若い女形からカンフー青年に変身」と出た時は、私もうまくやれるという自信を深めていた。もともと自分の能力に疑いは持っていない。


近頃の上海は特別に寒く“陰冷潮湿”(曇って寒くジメジメ)という言葉が当てはまる。だから大変さは想像がつくが、幸い私は苦労を厭わない伝統劇の役者魂を持ち続けているので、どんな困難にも負けることなどない。ましてや自分の好きな仕事なのだから!

最近カンフーの訓練をしたり芝居の撮影をしたり苦労は多いが、忙しくも楽しいと感じている。


まもなく第46回台湾映画金馬賞が発表される。幸運にも私の名が新人賞にノミネートされている。受賞について言えば、皆にこの一年すごくたくさんの賞をとったねと言われるし、マスコミにも金馬賞のノミネートをどう思うかと聞かれる。

実のところ、『梅蘭芳』に出演を決めた当初と同じように、幾つ賞がもらえるか考えてから撮影を頑張ったのではない。だからやはり“旦行好事,莫問前程”(ただ良くやって結果は問わない)という言葉を信奉する。やるべきことをちゃんとやる、それだけで良い。

でも、僕だって台湾行きにはすごく期待してるよ、宝の島の美しい景色と美味しい食べ物を体感して来たい!



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原文はこちら http://blog.sina.com.cn/s/blog_5d6a83990100g2s9.html