K5thの最初の演劇の最後の詩は中原中也さんの「汚れっちまった悲しみに」という詩みたいです。



「汚れっちまった悲しみに」


汚れっちまった悲しみに今日も小雪の降りかかる

汚れっちまった悲しみに今日も風さえ吹きすぎる

汚れっちまった悲しみはたとえば狐の革ごろも

汚れっちまった悲しみは小雪のかかってちぢこまる

汚れっちまった悲しみはなにのぞむなくねがふなく

汚れっちまった悲しみは懈怠のうちに死を夢む

汚れっちまった悲しみにいたいたしくも怖じ気づき

汚れっちまった悲しみになすところなく日は暮れる


革ごろも・・・毛皮で作った防寒用の衣

懈怠・・・怠けること

夢む・・・夢見る