介護日記を2019年1月から始めて4年ほど。
昨年末に母は94年の生涯を閉じました。
父と同じ命日です。
田舎に生まれ、田舎に嫁いで嫁として過ごし、義理の父、母を見送り連れ合いも見送り最後の24年間は一人暮らしでした。
嫁2人が第2子出産のため3,4か月滞在した時も心よく預かり
私が出産した際にも(早産でしたが)面倒見てくれました。
心不全で入院する前2017年ごろから認知症の症状が出始め
穏やかでやさしかった母は、時折鬼のような顔を見せるようになりました。
その頃からお嫁さんは離れて行き、私は離職し実家に戻りましたが結局母を施設に入れました。
介護日記を始めてから亡くなるまでの4年間、
人生の末路とはこんなものなのかといろいろ思うことはあります。
私の遠距離介護の人生はいったん終わりました。
母を施設に入れてからコロナで面会できなかったこともあり、
夜中に目を覚ましては、
いったい母は生きているのか亡くなっているのかぼんやり考える
事もありました。
実は今も夜中に、母は生きているのか亡くなっているのかわからない感覚になります。
神道では、この世とあの世は隣り合わせで重なっていると言われます。
なので、見えないだけですぐ隣にいると思いますし、
もうこの世の面倒なことから解放されて、
いつも隣にいなくていいから自由になって欲しいと願うばかりです。
追記:施設から最後の請求書が届きました。施設使用料の支払いは終わっているので、なにか立て替えてくれていたらしい。
140円でした。
だんだん母がこの世にいたカケラが消えていくようです。