13日の木曜日
父の通院日でした。
今週は、毎日放射線治療に通っているのですが、この日は消化器内科の通院日。
1月末のCTの結果を受け、今月から飲み始めた抗ガン剤。
副作用がかなり強いものでした。
胃痛、酷い下痢
ただでさえ痺れて自由が利かない手足が、さらに痺れてしまう
父は、主治医に言いました。
1年ちょっと治療を受けて来て、完治は有り得ない事はよく分かっている
副作用で苦しんで、これ以上身体がボロボロになってまで生きていたって仕方ない
抗ガン剤治療は、もうやめてもらいたい
主治医は、かなりビックリしていたよう。
父はいつも、とても冷静。
主治医は父に、緩和ケアを勧めてくれました。
その上で、抗ガン剤での積極的な治療は止めるけれども、まだ1つ使える薬が残っていることも教えてくれました。
不思議とわたしは、ショックは無かったです。
だってガンと分かってからの、この1年2ヶ月。
父を苦しめて来たのはガンではなく、抗ガン剤でした。
もちろん抗ガン剤のおかげで、今まで命がもったのかもしれません。
だけどあまりにもダメージやデメリットが多すぎました。
無理に闘わず、共存して行くことを決めた父。
むしろ、長生きしてくれそうな気さえしています。
ガンになるって、悪いことばかりじゃないのかも。
人間、致死率100%です。
それまでの在り方を、自分で考えて決められるのは、残酷でもあるけど幸せな事でもあるのかなと。
母は、山岳事故で即死でした。
本人は、父より早く亡くなるなんて全く想定外で、自分を受取人にした父の保険が死後ゴロゴロ出て来て(笑)
いまだに残念がっているかも。
いきなり絶たれるよりも、心の準備が出来るって、恵まれているんじゃないか。
ようやくそう思えるようになってきました。
わたしも、自分の体調にもっと気を配ります。
そして今まで通り、自分の時間もたくさん作ります。
父という支柱が1本外れた時に、ほかの支えが無かったら大変ですから。
読んでくださった方、どうもありがとうございました。
楽しい話じゃなくてすみません。
今ねー、めちゃくちゃ横手先生に会いたいです。