シンガポールに来た時には友人ゼロで、夫も人見知りなので、友だちをどうやって作ろうか…と思ってました。
しばらく引きこもった後、夫の同僚の奥さんや、日本人会の活動などで友人ができ、少しずつお話ししやすい友だちが増え、今に至ります。
最近、更年期のせいなのか、本帰国する友人たちとのお別れロスなのか、気分が滅入る日が続きまして…
自分の本帰国後のことも想像して、「帰国してちゃんと仕事が見つかるだろうか、なにも出来ないおばさんなのに」「私は海外生活で成長しただろうか、いや、なにも成長してない」と落ち込みループにぐーるぐる状態でした。
ある日、友人とカフェで暑さをしのいでいるうちに、つい自分のそんな気持ちを吐き出してしまい、涙が出てきてしまいました。
唐突でびっくりしたと思うけど、彼女は
「海外でいろんな価値観の人種を見て、生活を送っているだけでも十分いろんなことを吸収してるよ」
「日本では得られなかった発想が生まれてるはずだよ」
と言ってくれた。
本当にありがたかった。(あ、今でも泣きそう)
日本にいる親友にも、しっくりわかってもらえない気がしてて言いにくかったことをすんなり話せたのは、同じような葛藤や苛立ちやカルチャーショックを乗り越えてきた仲間だからなんだね。
海外暮らしの大変さを強調しても「図に乗ってる、勘違いしてる」と妬まれるんじゃないか…とか、「海外でのんびり遊んでたんじゃない?」と思われたら嫌だな…とか思ってしまって(自意識過剰?)
同じ立場だからこそ話せる、ってこういう感覚だったのか…と今さら実感しました。
病院時代にがん患者さんのピアサポートとか、ずいぶんやってきたつもりだけど、「嫌味を言われずに自分の気持ちを受け止めてもらえそう」という場所ってなかなか見つかりにくいんだよね。
なんでも話せる友人がいたらとても幸せだと思う。
けど「友だちだからこそ、迷惑になるんじゃないかと気を使って話せない」というタイプの方もいませんか?
実はそういう人向けに、その場限りのお話相手として、傾聴ボランティアみたいなものが立ち上げられたらいいなぁ…なんて想像してみたものの、発想はあっても実行力が無いのが私のへぼなところ
同じような気持ちの方、すでに活動をされている方がいたら申し訳ありませんお仲間に入れてもらおうかな