いつも応援してくださっている皆様へ | yu-ri...going my way

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牧阿佐美バレエ団ダンサー 日髙有梨

皆さまからお祝いのメッセージをいただき

とてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです



いつもあたたかい応援をありがとうございます



SNSではバレエ団からのお知らせもありましたが、2024年度より牧阿佐美バレヱ団プリンシパルに昇格いたしました





私自身全く知らされることなく、突然のことに驚きましたが…こんなに光栄なことはないと、このありがたい事実に喜びを胸に、このことを知ってから1番に牧阿佐美先生の墓前へご報告に参りました











プリンシパルという立場がどのようなものか、生前阿佐美先生から事細かに教えていただいていただいたいて、なおかつ年々、バレエ団公演に出演する機会が少なくなってきていたこのタイミングで…私がこの立場にならせていただいていいのか正直戸惑いしましたが…

これまでの経験や活動が評価していただけたのかなと思い

これは今まで応援してくださった皆様のおかげだ!と思い

このブログにてご報告と感謝をお伝えさせていただくことにしました



ケガや体調不良などで休養をいただくこともありましたが、辛いときも心が負けそうになってしまった時も、皆様のあたたかい応援のおかげでここまで来ることができました






牧阿佐美バレヱ団のプリンシパルになること

実は、これはもう叶わないかな…と思いながらも密かに夢見ていた私の目標でした


私が入団した頃はまだこのような細かいダンサーランクはなく、“正団員”と“準団員”と分かれているだけでした

このシステムができたのは入団してから何年か経ってからだったと思います

また、当初は現在のカテゴリよりも多くに分かれていました



私のバレエ団ダンサー人生は準団員からスタートし、コールドCから一つ一つ、本当に一歩一歩飛び級することなく上がっていきました

初めてバレエ団の舞台上で1人で踊った、準主役の雪の女王に抜擢していただいたときは確かまだコールドA





その年度末の団内オーディションでまた一つ昇格することができ、主演デビューでの金平糖の精を踊らせていただいた時はコリフェでした






私の小さい頃からの夢は

牧阿佐美バレヱ団で主役を踊ること






牧阿佐美バレヱ団に憧れて

牧阿佐美バレヱ団のレパートリーが大好きで

いつかあの舞台でと







気がつけば入団してから21年が経ち、今22年目を歩んでいます







辛かったことも、理不尽だと思ったことも、報われないと諦めかけたことも何度もありましたが、それ以上に舞台に立てることの幸せさ、踊ることの楽しさ、そして様々な経験や人との出会いが嬉しい日々でした





たくさんの舞台やイベント、テレビや雑誌、絵画モデルまで様々な場面での経験ができたこと

そして素晴らしい指導者と出会えて皆様に応援していただけたこと







私のダンサー人生はとても幸せだなと噛み締めております




初めて描いていただいた20歳の頃、広田稔さん作




プリンシパルという立場はこれまで以上に責任が伴うものだと思います

逃げ道はない

背負うものは大きく重たい




これまでの経験を大切に

ダンサーとして

舞台人として

表現者として

そして教師としても

よりよい芸術家を目指して

精進してまいりたいと思います



長くなりましたが

皆様

いつもありがとうございます

そしてこれからもよろしくお願いいたします





日髙有梨