小さい頃は、生きにくかったなあ。
常に誰かに監視されて、
常に誰かに指摘されて。
比較されて、
批判されて。
認められるために頑張って、
誰かが認めてくれることを達成しても、
違う人が批判する。
じゃあ、その人が認めてくれるようなことを頑張んなきゃって
それを頑張って達成しても、
また違う人が批判する。
認めてくれるはずの人まで批判する。
本当にもう、どうしろっていうんだよって、
毎日苦しんでた子供時代。
でも、一つだけ何故か信じていたことがある。
こんなの絶対おかしいって。
こんな苦しい思いをしながら生きていくのは絶対何かが間違ってる。
良い学校に入り
大きなところに就職して
結婚して
子供が産まれる。
子供を大学まで進学させて
親を介護し看取って
自分のそばに子供たちを住ませて
今度は自分が介護してもらう。
その頃当たり前のように語られていた「人生」が
人間として生まれたときに課せられた課題だというなら
もうとっくに人間なんか衰退してる。
そんな単純な、そんな単調な、みんな同じの人生なら
なんのために生まれてくるんだよ。
ロボットじゃないか。
自分じゃなくてもよかったはずじゃないか、って。
生きていくって、自分の人生を生きていくんだよ。
だれかの人生を生きていくんじゃない。
誰かが言う人生のストーリーをただなぞるだけじゃ
自分が生まれた意味がないだろって。
今まで生きてきてよかったって思う。
よくがんばったねって昔の自分に言いたい。
よくあの頃を乗り越えてきてくれたと。
子供の頃にこれだけは売り渡さないぞと握りしめてた
自分にとっての「私」というものを
表現しても「いい」のだと思える今まで
生きてきてよかったなって心から思う。
今、私は、生きているんだ。