探偵フルさんの調べてなんぼ

探偵フルさんの調べてなんぼ

関東・中部・九州で活動する探偵社、㈱アイキューネットワーク代表・探偵フルさんです。

Mリーグ・サクラナイツの渋川難波選手が、不倫スクープを週刊誌にすっぱ抜かれ、チームを退団する事になった。

記事によると、今の嫁さんである早川りんかプロと結婚する前から関係があり、結婚して子供が生まれた現在まで続いていたようだ。

 

リーク先は不倫相手の夫らしく、LINEの内容も公開されていた。

不倫相手の女性は元プロの女流雀士で、3年半続いた「調教不倫」らしい。

 

プロ麻雀の世界では、プロ同士で結婚する事がやたらと多い。

佐々木寿人、石橋信洋、猿川真寿と、数えたらキリがない。

出会いが少ない業界というより、「特殊な技能と価値観を共有する世界」になると、その狭い世界の中でカップルが成立しやすいという事。特に、男性が女性よりも優秀と言われがちな世界の場合、カースト上位の男性は、どんなブサメンだろうがキモオジだろうがモテモテである。

麻雀プロの世界の女性はビジュアル面に突出した傾向があり、元アイドルや現役グラドルなども多数存在するので羨ましい限りだ。

 

昔、オーケストラでクラリネットを担当してる女性が相談に来た事がある。付き合ってる男性に自分以外の女がいるようだから、証拠を押さえて欲しいと。調査の結果、男は「ヴィオラ」と「フルート」とも肉体関係を結んでいた。

男は70代の爺さん。相手女性は、皆40代。彼はオーケストラの指揮者だったのだ。

 

渋川難波選手はMリーグでも人気選手だし、YouTubeでも多くの登録者数を誇るインフルエンサーだ。

今回の件で、奥さんの早川プロは「今回は離婚しないが次は許さない」と言っている。

なんか、数年前の渡部健を思い出させるやり取りだが、渡部健は数年間の禊ののち、不倫事件を笑いに昇華させた。

渋川プロの場合、渡部健とは取り巻く環境が違うので、前線への復帰はかなり難しいだろう。

 

奥さんの早川プロがMリーガーになるか、キャラ変して変態調教雀士として新たな路線を開拓するか。いずれにせよ、不倫の代償は有名人も一般人も、皆それなりに重いものである。

 

 

 

 

 

退勤後の彼女の尾行はスタッフが担当。夜、店を出た彼女は、大久保駅近くのアパートの一室に入る。

 

30分もしないうちに、若い男と一緒に出てくる。背は低く、金髪で、東京デビューといった感じの若僧。

 

コンビニに立ち寄ったあと、再びアパートへ。男の顔も撮影出来たし本日の調査は終了。一旦事務所に戻り、事の顛末を依頼者に連絡。明日、男の素行調査をする事となった。

 

朝6時、アパート前で張り込み。9時20分、男と彼女が部屋を出る。新大久保駅前の牛丼屋で朝食を取ったあと、彼女は歩いて歌舞伎町方面、男は電車で池袋方面へ。男を尾行する。

 

男は池袋駅で下車し、東口から出て、マルハンへ直行。当時流行った牙狼や慶次には目もくれず、海物語へ。それだけで、毎日通ってるのが想像出来る。

 

18時、約3万円を換金した男は、キャバクラへ直行。2時間後、店から出て西口の風俗へ直行。

 

非常に分かりやすくて助かる。

 

1時間後、店を出て新大久保へ移動。

アパートに戻るのを確認すると、しばらくして彼女も帰宅。

 

調査を終了し、事務所へ直行。男の名前は、◯◯を✕✕して確認済み。急いで報告書を作る。

 

翌朝、8時。依頼者の泊まっている上野のホテルのロビーで報告。

父親は、店に出勤する前に娘を捕まえ、連れ帰る事を選択した。

 

変な話だが、男がパチンコ狂いで女好きで風俗好きなのは幸いした。彼女の言う通り、バンドに汗を流し、借金しながらも夢を追いかける若者なら、彼女の想いが変わらない可能性が高いからだ。

 

しかし、本性がただのクズであれば、目を覚まさせる事は難しい事では無いだろう。

 

夕方、再び依頼者が事務所に訪れた。改めて礼をしたいという事だった。

話し合い、報告書を見せた結果、娘は一旦長野に帰ったのち大学に復帰する事になったそうだ。

 

今まで異性との交際をした事が無かった田舎娘。生まれて初めてナンパされ、周りを冷静に見れなくなった小娘が、馬鹿な男に騙されというありふれた話だった。

 

事務所に来た老夫婦の後ろには、ご当人の彼女がうつむいて佇んでいた。

父親に「お前からもお礼を言いなさい」と言われた彼女。顔を伏せながら、俺を見ないまま頭を下げた。

 

当然俺も、彼女に顔を見られないよう細心の注意を払ったのは言うまでも無い。

 

20年前近く前の5月の話である。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、歌舞伎町東通りにあるおっパブに向かう。2階にある店の入口前には、女の子の写真が飾られており、依頼者から預かった写真と見比べて見る。

 

似てる女の子の写真をカメラに収め、依頼者に送信すると、「娘です!」と即答。

 

退勤時を狙って居住地を突き止める事を提案すると、老いた父親が震える声で聞いて来た。

 

「そこは何をする店なんですか?」

「歌舞伎町には色々な店がありますから、見ただけでは何とも」

「調べてもらえますか?」

「え?」

「ついでに娘と話をしてきてもらえませんか?」

「はい?」

「なんでこんな事になってるのか、聞き出して欲しいんです」

 

と、いう事で、店に入店し、家出娘を指名する事となった。

 

娘は20歳。有名国立大学在学中。長野の片田舎で勉強一筋に頑張って来たらしい。したがって、見た目に華やかさは全く無く、田舎娘を絵に描いた感じ。

 

だが、店の前のポラロイド写真に写ってる彼女は、他の女の子となんら遜色の無い、夜の蝶というイメージだ。

 

店に案内され、彼女が来るのを待つ。すぐに現れる家出娘。

 

「ご指名ありがとうございます!初めてお会いすると思いますが、あたしの事、誰かから聞いたんですか?」

「同じ会社の奴に聞いてね、◯◯ちゃんが可愛いから指名してみろって言われたんだよ」

「わ〜♥嬉しいです♥」

 

さすが、長野から上京したて、素直な反応である。

 

「この店勤めて長いの?」

「まだ1ヶ月くらいですよ」

「若いよね。頭良さそうだし。普段は学生?」

「はい!T大に通ってます!」

「え〜!超一流大学じゃん!何でこんな店で働いてるの?金銭トラブル的な話?」

「えっとぉ、実はね…」

 

彼女曰く、数ヶ月前にナンパされ付き合う事となった彼氏がいる。彼はバンドをやっているが、まだまだ芽が出ない。スタジオを借りて練習するにも結構なお金がかかり、とても自分のバイト料だけでは足りない。また、楽器代や洋服代、LIVEするにもお金が掛かり、大きな借金もしてるらしい。

だから彼女は、彼の夢を叶えさせてあげる為、自分の約束されたエリート人生を棒に振ってでも、彼と一緒に生きる為に何でもすると決めた、らしい。

 

彼女は、疑うことを知らない眼で、初対面の俺に嬉々として話してくる。いままで誰にも言えなかった秘密を見知らぬおっさんに打ち明ける事で、今の自分を肯定して欲しいという気持ちと、否定して叱って欲しいという気持ち。そして、両親や周りの人間に対する贖罪の気持ちが入り交じった様な、何とも形容しがたい顔をしていた。

 

俺は、仕事がら人を騙す輩は大勢みてきたが、これは、詐欺と呼ぶにも陳腐な、小学生に嘘を教える中学生のような、あまりにも幼稚な小芝居みたいな話である。

 

田舎から出て来た20歳の女の子を、コテコテの嘘でだまくらかし、おっぱいパブという(当時)はやりの風俗店で働かせるというクズ。歌舞伎町では珍しくないが、うちが関わった以上、それなりの目には合って貰おう。どんな輩か知らないが、徹底的に嘘をあばいて償わせてやる。彼女の告白に笑顔で答えながらそう心に誓った。

 

ちなみにこの告白は、俺の太ももに彼女が正面から跨り、対面座位の体制になりながら聞いた。調査と悟れない様にする為、仕方なく彼女のチクビをコリコリしていた事は言うまでも無い。

 

プロとして当然の仕事なのである。