さて、「夏風邪」との診断を受けた私でしたが……
病院に行った後あたりから、病状が変化してきているのを感じていました。
前までは熱さえ下がっていれば割と元気に過ごせていたのに、今度は強烈に頭が重く起き上がっていることができません。
風呂に入るどころか着替えるのもしんどく、ずっと病院に着ていった服のままでした。
母から送られてきたお惣菜やペットボトルを取りに行くのも一大決心ですし、決心して頑張っても2分間くらいしか起き上がっていられません。
しかも悪いことに、1日3回飲めると渡された解熱剤が、今まで飲んでいた1日2回のイブクイックDXより切れるのが早く……(当たり前か)
熱が出る→薬で下げる
の辛いスパンが1日2回から3回に増えてしまいました。
しかもイブほどスパッと効かないのもあって、余計にしんどい日々が……
ただ熱が前ほどは高くなく(といっても38℃台)、たまに熱のない時も出てきて、そこは前とは違うなという気もしていました。
熱よりも辛かったのは吐き気でした。
熱を出した当日は元気にマックの出前を頼み、母に感心された(呆れられた?)私でしたが、風邪ウイルスが胃の方に移動してきたのか酷い吐き気でなかなかものを食べる気になれません。
食べるどころか水を飲むのまで辛くなってきたのですが、ただでさえ水を飲まないのは体に悪いですし、解熱剤を飲むたびに信じられないくらい汗をかいていたので、このままではまずいという気がしてきました。
母は「夏風邪」という診断には懐疑的でした。
何か別の病気なんじゃないか、もう一度病院に行ってみたらどうか、などと言われましたが、色々言われても起き上がるのも難しい状況では何も考えられません。
発熱センターにもう一度電話してみてくれましたが、病院で「夏風邪です、薬を飲んで1週間様子を見てください」と言われている以上はその通りにしてくださいとしか言われません。
しかしあと1週間もこのままだと水分不足で干し上がってしまいます……
どうしたもんか、早く治ってくれ、早く治ってくれ。
病状が変化してきたことを治癒への希望と信じて、熱だけだった頃より辛い日々を送ったものでした。