ヘアスタイルについて考えた。
崩れても、尚、美しい。
偶発的なキレイを導く。
キレイなだけのヘアスタイルは、
もう「ツマラナイ」。
決まり切った「一面的なきれい」を、自分のイメージに当てはめるのではなく、ポジティブも、ネガティブもすべてを受け入れた、肩の力の抜けた「多面的な美しさ」にシフトしていく。今の気分は「崩れても、尚、美しい」ではないでしょうか。
不意の突風に乱れた髪。
そのとき、見せる偶発的な美しさ。言うなれば「瞬間美」。見てもらいたい角度に固執するのではなく、崩れちゃってもいい。内面にある美しさが、不意にチラリと見え隠れする。あなたの芯の部分に、すでにある美しさが漂い、揺れ動いて顔を出す。
ヘアスタイルとは、その人の「内面を視覚化するお手伝い」と考えています。
今やファッションは
特別なものではなくなりました。
モードもトレンドも、特別ではなく、高価でもありません。安く、早く、手軽に手にすることができ、それを数回楽しんだら転売し、また新しい流行を消費していく。私たちは、そういう時代に生きています。
だから、今は、コーディネイトこそが重要。いつ、どこで、どのように、何に合わせるか。そのための汎用性が高く、かつ、オーダーメイドのような「着心地のいいヘアスタイル」が必要になります。なぜなら、ヘアスタイルは着替えることが出来ないから。あなたの内面にある輝くものを具現化し、時代に向き合うお手伝いをする。夏に向けて「新しい自分に変わりたい」という気分が加速していく、この時期。着心地のいいヘアスタイルへ。
そんなことを考えています。





