最近の仮面ライダー
最近の仮面ライダーとかを見て思う。
これでいいのだろうか。と。
最近のヒーローものは、大人数で、鉄砲や剣を使って、一人の悪役をボッコボコにしている。バーン、ドカドカーンって。
これを見るにつけ「教育上どうなのよ?」と思うわけです。
僕らが子どもの頃は、一人のライダーに一人の怪人。
しかも、基本的にお互い素手。
「物事は今よりシンプルだったよな」と思っていた。
でも、今週、ボサーッと子どもが見ている特撮ヒーローものを見ていたら、僕の好きな仮面ライダーたちがゾロゾロと出てきて、一人の怪人をボコり出した。
おいっ!!
映画の番宣のようだけど、ちょっと、やめてくれないか。
http://news.mynavi.jp/news/2014/03/29/084
東映は、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」のさまざまな「VSシリーズ」を公開してきたが、白倉プロデューサーが制作発表時に「VSシリーズと言いながら戦ったためしがない。今回の『仮面ライダー大戦』については、決着をつける。平成が勝つ、昭和が勝つ、勝ち負けの結末をきちんと描く」と宣言。平成 ライダーvs昭和ライダーという掟破りのライダー対決が描かれるとともに、平成勝利、昭和勝利という、いずれかのエンディングをファン投票によって決めることでも大きな話題となった。
本作は、現在放送中の最新作『仮面ライダー鎧武/ガイム』ら平成ライダー15人と、ヒーロー像の原点を作り上げてきた『仮面ライダー1号』ら昭和ライダー15人が激突。人と人との繋がりと個人の意思を尊重し、その愛情と共に地球を守る正義を主張する平成ライダー、そして己の感情を切り離し、地球の秩序と正義のみを信念に戦い続ける昭和ライダー――平成と昭和が互いに信じる正義対正義、世代を超えて受け継がれてきた『仮面ライダー』の魂と歴史の集大成 というべき、真の仮面ライダー同士の大決戦となる。
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映AG・東映
ちょ、待てッ!!
なぜ、戦うんだ。
そりゃ、まあ、上記文中にある「イデオロギーの対立」だと思うんだけど、平成ライダーの「個人の意志を尊重する正義」って何だ? ジャイア二ズム(ガキ大将の論理)は正義と遠いんじゃないのか。と、やや心配な正義論だけども。
昭和ライダーの「感情を切り離した秩序」という部分に、正義の本質的な、まあ、なんと言うか、正当性を感じるのは、つまり、この映画は世代間闘争なのだ、と理解していいのかな。長州藤波とUWFみたいな関係性と思って見に行けばいいのかな。

