次女
土曜日の次女。
近所の公園に向け、
一輪車に乗って出発。
近所の公園に向け、
一輪車に乗って出発。
それほど運転は上手くない。奇妙なフォームで、シュッ、シュ、ビュッと進む。
転びそうで、転ばない。


次女は、一輪車のまま公園に乗り込む。
ここは、僕が子どもの頃から遊んでいる公園。
目立つ場所に看板が立っていた。
球技が禁止になってる。
そんなバカな。

僕が子どもの頃は、
近所の子たちが野球をするために
集まった公園なのに。
土曜なのに誰もいない。
球技禁止とか言うからじゃねーのか。
誰もいない公園で
次女は、到着するなり
「パパ、見ててー」と電灯に登り出した。
おやおや、危険だなー、と思いながらも、誰に迷惑を掛けるでもなし。
なんて思ってたら、長男がタッタッタと電灯の下に行って砂遊びを始めた。

何も、そこで砂遊びしなくても。
長男の上に落ちてきたらヤダなあ。
でも、長男的には「お姉ちゃんは絶対に落ちて来ない」という信頼の現れ。
最高到達点まで行ったら、納得したようで
シューンと電灯を滑り降りてきて、
そのまま、ブランコに走り出し、
ダイナミックなアクションで
ブランコをガッシガッシと
漕ぎ出した。
でも、長男的には「お姉ちゃんは絶対に落ちて来ない」という信頼の現れ。
最高到達点まで行ったら、納得したようで
シューンと電灯を滑り降りてきて、
そのまま、ブランコに走り出し、
ダイナミックなアクションで
ブランコをガッシガッシと
漕ぎ出した。

本人や長女の話では、このブランコ競技。
限界に挑戦するあまり、何度か落ちたらしい。
だから、逆に
安心して見てられる。
限界に挑戦する時期は終わってるわけだから。
と、思ってたら、このトリック。
なにこれ?
安心して見てられる。
限界に挑戦する時期は終わってるわけだから。
と、思ってたら、このトリック。
なにこれ?

ブランコを揺らしながら、逆上がりみたいなことをして、足を手綱に引っ掛ける感じで。何と言うか、見てる方は「あああっ」って、ビックリする。

横にいる長男が、意に介さない感じで、一瞥もせずにタッタッタって歩いてるところを見ると、兄弟間では、普通のことになっているようだ。親としては「えー、そうなん?」、と。
次女は、このままの体勢で、ズリズリと下の方まで落ちて行って、ブランコの座面よりも、アタマが下になった状態で、髪を地面にスリながら「キャーキャー」って言ってる。ヒュン、ヒュンと通過する地面を見るスリルに身を委ねてる。
さすがの僕も「やめなさい」と止めた。
が、しかし、正直なところ、次女の飽くなき挑戦魂に感心していた。
小1で、オリジナルのトリックを開発するとは。
僕を超えたな、と。
五体満足な状態で、成人するかどうかは、我々、親の責任だな、と。管理体制見直しの必要性を感じた、そんな週末の出来事。