災害に際して | テクスファーム小林のブログ

災害に際して

こんにちは、TEXFARM INC.の小林友です。
僕は、新潟の街で、フリーペーパー4誌、5誌?の編集長をしています。

メディアに携わる人間として、
個人の考えをメッセージとして発信するのは抵抗があるけど、
今回の災害についていろいろと感じることがあり、ここに綴ります。


東北地方太平洋沖地震から、
テレビやネットのニュースを通して見た、
「被災者の姿」にショックを受けてます。

これは、誰もが同じ気持ちだと思います。

僕らが創っている美少女図鑑は、
東京以外の「全ての道府県」で運営しているので、
被災地にも僕らの「仲間」がいます。

今も連絡の取れないスタッフやモデルの子もいます。
震災直後、全国の編集部から
お互いの安否を気遣うメールが行き交いました。

被災地から届いた「リアルな被災者サイドの声」は、
テレビを通した声にも増して、ずっとずっと力強いものでした。
「心配かけました。元気です!!」
「絶対に復興します」。
「必要なときは力を貸して下さい」。


今、僕は、個人的な感情から言えば、
テレビで流れる「マスコミの姿勢」や
「評論家の他人事のようなコメント」に イラッと来たり、

近所のスーパーで
我れ先に買い占めている新潟市民の姿を見る度に
心が荒んでいます。


俺の新潟(日本)、
こんなんじゃ
無いでしょ!!

て思って、イヤーな気持ちになる。



民放では、災害を喜んでいるのか?
とも思えるような報道の姿を見ます。

災害で亡くなった少年の母が
役所に死亡届を提出する様子に密着し
涙ながらのインタビューを放送。

バカヤロー、
そんなの見たいかよ。



東京電力の会見の様子を見ていても
記者が「気持ちの話を聞いているんじゃないんですよー!!」
って、東電を問いつめてる。

安全圏から
随分と偉そうだな。



東電の社員さんも、政府も官僚も自衛隊も
寝ないで、命を削って頑張っています。
僕ら、市民のために頑張ってくれています。

それを応援しましょう。

食料だって、燃料だって、
家族が今、必要な分だけの購入にとどめましょう。

誰かを責めたり
慌てて買い占めたり

僕は、この流れに加担しません。
皆さんもそうしてもらいたい。

「新潟美少女図鑑」編集長のブログ

僕らに出来るのは
日々の喜びを感じて、分ち合うこと。

新潟の計画停電は中止の見通しだと聞いてます。
仮に停電しても、たったの3、4時間。

暗く静かな部屋で
一緒にいてくれる家族、友人、同僚と
ゆっくり話せる機会をもらったと思って。
神様がくれたシエスタだと思って。

ゆっくりとした時間を受け止めましょう。
これは、僕個人の正直な気持ちです。
最後まで読んでくれてありがとう。



今、現在のところ
新潟美少女図鑑として、 募金や救援活動をする予定はありません。

新潟美少女図鑑は、
新潟の街を素敵に映し出して、街のムードを変えるためにあります。
今日も街には、新潟美少女図鑑が無料で配布されています。

街に出たり、ファッションを楽しんだり、お酒を飲んだり
自分の人生を謳歌することは、何も不謹慎じゃない。

心の有り様や言動に関しての自粛ムードは必要だけど
何も、消費を止めて、経済を止めるような自粛ムードは、
大局で見れば、復興支援になりません。今日を楽しみましょう。


TEXFARM INC. 制作統括 小林友