選ばなかった人生と思っていたのが
回避された人生 と知って
戦後最大の事件 と言われた事が
どんな意味があったのか それが分かってきた

女子生徒の私は隠されて
報道はゲルニカ事件の裁判だけ
先生の書いた本についても報道しない
全国の親世代が買って支援者になったり
福岡の地元は支援者が集まったりして
ゲルニカ事件について話してたりね

私の存在はある意味 タブー
大人達はクラスのその後を知らんやんか
5年生の話を知っているのはマスコミ
それと 国家議員 市議会議員 
私の事を知って隠したのは国なので
家庭環境 私が受けた虐めの内容 それらも把握済み

その現実を考えると
麻原の好きな話 だと思う

今の私が幸せだろうと
今の話は今の話 恨みとは関係ない

ブルーハーツが支援者になった時点で
逃げられない事やったのに 中川さんだけに
指示をするから失敗しとるやろ

自分の友達を拉致 
運命大好きな麻原の目に止まった
1988年 中川さんが出家したのも
1988年26歳の時 オウムの転機も1988年
先生と共に活動する 女子生徒には興味がない

もう一人の女子生徒
被害者の女の子 それに興味がある
表舞台に一度も出ずゲルニカ事件でも
私は距離を置いてたからね

甲本と呼べるんやから
同級生だけじゃなく 仲良かったんやない ?
水道橋博士も上祐さんを許せなかった 、とか
言うんやから同級生なだけじゃないんやろ

中川さんが嘘をついて
拉致が立ち消えになった時
尋常じゃない怒りをぶつけてたので
中川さんはボロボロにされたけど
麻原は 同級生 これを知らんのやろ
自分が虐める立場で同級生に嫌われてて
私は他クラスの人間達に思われてて
中学時代も私を庇う男子も沢山いて
中川さんが死刑執行された後でも
岡山の同級生だったと2人はそのまま
残しとる意味 それを分からんかったんよ

私は自分からゲルニカと距離を取った
着いていけないのもあったけど
1番の理由は 恨み ゲルニカはどうでもいい
それに纏わる話も新たな恨みになった

私が報道される中で
可哀想な女子生徒 類を見ない虐めの被害者
こう流される毎日  一族の恥さらし 
この言葉を言われた時 本気で叔母を殴ろうかと
側にいた祖母の顔を見てガマンした

叔母とあの女への恨み
それを少し晴らせたと思うのが
私がこんな風になっとる事 40過ぎてこの顔
左瞼を直しただけで この顔に戻っただけ
叔母もあの女もムカつくやろね

私の方が恨みは強い
今年76になる叔母は勝ち逃げしとるやろ
私のオヤジは65歳で死んだ 
私は23年前から目の前から消えてくれた
叔母の中で邪魔な父と娘が消えてくれた

だから中川智正に
ふざけんな! と怒ったんよ
拉致の事実は薄々分かってたとしても
私の目の前に来ていた事 行動を把握してた事
そこまで言われて黙ってられる ?

実際に私は12歳上と結婚して
子供を手放して家も捨てさせられた
恨みを晴らす事もせず 母親優先にして
恨みを晴らせるだけじゃなく オヤジも帰ってくる

それを思うと言いたくもなる
47歳で自分が死ぬ事は分かってたし
今の寿命があるのは 苦労と試練を乗り越えたから
テロリストの妻とか言われる人生だろうが
子供を自分で育てる事が出来る 苦労してきた
母親が何の心配もなく生活出来る

神秘体験からオウムに入った人は
私の恨みの深さを知らん 良い事をしたと思う
それは分かるけど言いたくもなる

確かに麻原と私が揃った世界はカオス
麻原の奥さんが理解不能と思うほど
私に執着する 女と見るなら分かるやろけど
私が懐く上祐さんを必ず私の隣りに配置
自分が嫌われてると知っても 執着は解けない

子供が産まれる事も
麻原の指示 結婚の次は子供を産むこと
中川智正を更に追い込む材料として
私がオウムから逃げないようにする手段として
私の性格があるから 、やろね

私が好きな人は上祐さん ウッパラさん
それ以外の人間には嫌悪感を隠しもせず
その代表が村井さん 女の人で仲良しは居ない
お姉さんばかりの中に居ても 私は私 
村井さんと顔を合わせれば喧嘩に発展
麻原はその度に村井さんを叱り飛ばすんよ

パールはお前と違う ! って
麻原に怒鳴られたら黙るしかない 上祐さんは
必ず喧嘩の場所に呼び出されて 私を頼まれる
それだけで信頼度が分かるもので 頭の良さも
語学力も上祐さんが上 自分と比べてしまう時
必ず私との喧嘩の時ってのもムカつくやろね

私は村井さん考案の全てが嫌い
甘露水とかヘッドギアとか 、、、訳分からん
あんな考えをする人間が大嫌いなので
喧嘩してしまうけど 麻原は私に甘い

ダーキニーは無理でも
冷たい私が何かを 言ってくるだけでも嬉しい
自分にハッキリ言う上祐さんと私は大切で
皆にも マイトレーヤとパールは生まれた場所が同じ と何度も話したりして
2人を特別だと思わせる

家庭を持たせて良いのは中川さん
上祐さんと私を結婚させるのも考えてて
育ちの事を考えて 父性を自分に感じてた男が
自分が父親になった時 … 更に強くなるやろ ?

中川さんはメリットしかない
更に悪用出来るし 家庭は脅しに使える
結婚も子供も私の親がバラすまで内緒話
私の父親はキレたら止まらん人で
私が結婚して子供が産まれる 、それだけで
ブチキレる事になる

先生が制止したとしても
私の父親は暴れるタイプ 、、、私って
この人の性格も受け継いどると思うよ

オウムが崩壊を迎えて
中川智正が逮捕された時は離婚して
子供は中川家に渡す 19歳のお前はやり直す
とか言ってたってね

私が離婚しない
子供は岡山に渡さない やり直す事もない
私は自分の恨みからオウムを利用して
子供も父親母親どちらにも捨てられた 、とか
思うしかない現実を与えたくない 、と言うと
私の気持ちを優先してくれる人でもある

東京にマンションを買ってくれて
私の恨みの深さも理解してくれる人
中川智正の罪を一緒に償う 、と言った気持ちも
理解してくれる人

妹は14歳 父親を知らずやったけど
姉の件で戻ってきた父親を見ていたら 
自分達が捨てられた理由を知るから
家族に戻れるから大丈夫 母親も苦労は終わり
働かずに私の子供の面倒を見てくれる

被害者の方々に私が土下座する姿
家族会を通じて賠償金を払い続ける姿
それを見て娘の私を支えてくれるのは
叔母が消えた後の両親2人

叔母は離れるよ
私がオウムに行くだけなら関係ないけど
中川智正と結婚して子供までいる
私がオウムに行った理由は 叔母とあの女への恨み 警視庁で話した事が流れてしまえば
可愛い妹だとか言ってられん

オヤジが帰ってきたら
可愛い妹の私の母親は 私への態度を後悔して
オヤジと一緒に私を取り戻しに来る

おばあちゃんも一緒
私に厳しい躾をやり直したのはあるけど
私が我慢したのは祖母がいたからで
叔母と離れられるんやから 嬉しい事やろ ?

警視庁の刑事から
私の罪を言われて詰められるけど
私の恨み 、それを知っとるのは国
接触後は私の恨みについては追求されず
幹部だけじゃなく 側近 その意味を言われて
麻原の全てを知る立場 本人は黙秘を続けて
黙秘をする事について 私が聞かれる立場になる

自分自身を視ると
辛い立場なのは分かるんやけど
叔母へ復讐をやり遂げた この気持ちは本心
ゲルニカの女子生徒 テロリストの妻 
2つの呼び名で呼ばれ 私はTVに出ていたから
顔が隠される事なく報道される

それでも私は真っ直ぐ前を向いとるんよ
ゲルニカの支援者 先生に庇われているのに
その事を感謝する事もなく もう一人の女子生徒
私の友達も大学進学したのに 東京まで来てくれて
私の事を心配してくれるのに響かない

私の中にあるのは復讐で
オウム崩壊で私の家も完全に崩壊する
出家は拉致が始まり 中川智正と結婚
ゲルニカ事件の大きさを初めて分かるのは
私が警察に保護されてから 家に居場所がなく
思春期の全てを化け物と 呼ばれて生きるしかない 

自分を全否定されて生きてきて
叔母が返せという名前は 麻原と中川智正と通じる名前 久留米で生まれ5歳の時に
大分に連れて行かれたけど TVで見ない日はない
上祐さんと同じ久留米生まれ 麻原に執着されて
逮捕される時一緒に居たのは私

中川智正の特集記事も
沢山あった時代 中川さんの友達や親友は
洗脳された ! と言って友を辞める気がない

そんな記事の中で逃亡するときの話
私の事は ゲルニカ事件の女子生徒で
オウムの広告塔アイドル とそのまま
書かれる 顔写真はアイドルをしてる時の写真
13歳差の結婚も麻原の私への執着も書かれる

子供が2人いて
1歳と生まれたばかりの0歳児
殺人犯なのに と世間に言われるのは当然
福岡の地元も私を知る人ばかりやから
叔母への風当たりも強くなる

そうなるのに
私は堂々とする それは自分の事やから分かるんよ

精神を病まなかったのは
恨みが強すぎたから この恨みは病むよりも
厄介な感情で 全てが壊れるまで納得出来ない

今は叔母76歳 
私は23年前から消えたまま
オヤジは65歳で死んで永久に消えた
叔母にすれば 勝ち逃げ 私は消えて
オヤジは死んだ それが未だに許せない

だから今が幸せであろうと
その自分は置いといて考えてしまうんよ

恨みを晴らせるだけじゃなく
母親が楽になれた世界 麻原に執着されようが
中川智正と結婚しようが 恨みの前じゃ些細な事
現実12歳上と結婚して子供を手放した

オウムに行かなかった罪
こう言われているかのような人生やったよ

最後にオヤジが死んだ事を聞かされる
あの女と離婚しとって自分の財産は弟に譲る
私たちの最後は悲惨じゃない ?

だから中川智正に怒っとるんよ
神秘体験 心霊体験なんて簡単な話
私の話は簡単じゃない

自分の事を見てて
今の私が生きてきた人生より甘いと思う

親が揃っても
昔みたいな感情はない オヤジに対しては
親に戻って金を出せ と思うだけ
情がないんじゃなく 現実を言いよるんよ

母親の老後は心配ない
妹は好きな高校にも行けて大学進学も出来る
そこに私の居場所は必要ない 

私の子供2人を守る為に
養子縁組で2人を 川原にすること 
私は中川のままで居る 

これもカオスな状態になる
岡山からお父さんお母さんが来て
中川さんの弟さん妹さんまで
脱会する前の話で 教団の弁護士を通じて
離婚届が届けられて 中川くんが離婚を申し出た 子供は岡山の両親に渡して新しい人生を 、、、と言われるけど
子供を岡山に渡すとか 離婚しても良いけど
子供の戸籍には中川智正と名前が残されとる

離婚届を渡されて
署名捺印を見て ふざけんな! と思うのは
逃げる行為だと感じるから

何より子供を手放して
母親なのに会えない 養子縁組しても中川の姓
岡山で暮らす事は 誰が見ても中川智正の息子と
地元の人は優しくしてくれても 、子供にすれば
母親も父親もいない 、こう思うやろ

19歳やからやり直せる 、って言葉も
やり直せるって意味が分からん 

親としては離婚して
子供を手放して 新しい人生をと思うんやろけど
私の中に新しい人生なんてない

叔母が離れてった
家族4人に戻ったのが今
離婚しない事を選択したら私は
麻原の奥さんと同じにされる

あんな事をしたダンナと別れない 、とか
人生終わった 、と言われてしまうけど
それでも恨みの方が強い

これを納得出来るまでは
恨みは消えんと思う 、浄化出来ればね