この書は恩師が書いた物です名前に『愛』を付けられたせいか自分の半生を振り返り愛されていた記憶を辿っていたりする親子の愛情・祖父母の愛情・友達の愛情・異性の愛情・どれもあったよ親子の愛情は歪んで解りにくいけど……どれもあったけどない『愛』がひとつ・それは自分が自分に向ける愛が全く無い頑張って生きてきた自分へ優しくした事もない、追い詰める事しかしていないって辛かっただろうね、自分に追いつめられて……それでも私の心は折れずに今までしっかり生きてくれているのにね親以外の愛情をくれた人は、幼なじみ5人の男の子・親同士が親友でその中でも高校で再会した大輔の親と、父親が無二の親友同士だったの大輔は私が生まれた次の日に生まれ、ずっと一緒に育てられた仲だよ~人見知りが激しく大人しい性格だった……昔は私も可愛い女の子だったのよお転婆とは無縁の大人しい私を良く遊びに連れ出してくれたのいつも家のテラスで絵本の代わりに与えられていたグリム全集&原作絵本(ふりがな付き)うちは子供用絵本じゃなく、分厚い本が絵本代わり英才教育かな~?そんな本をテラスで読んでいると、いつも庭に咲いた花の中から現れる大輔 (笑) おかんが半端なく植えてたの~おまけに門から玄関までが少し距離があってアーチ状になった道を歩いて玄関になっていたもんだから夏には私の花と言われていた向日葵が庭一杯に咲くような…そんな家に住む私は何故か近所の子供達とは遊べなかったの(>_<)うちは普通の家庭だけど…昭和のあの時代は…家の大きさや広さ等で差別を受ける時代…周りには幼なじみの家があったから?近所の女の子がうちの花を見ていた事があって、その花を切ってあげたら、夕方女の子とお母さんがうちに来て出たおかんに平謝りしてたのそれで私が怒られて『近所に女の子がいても遊んでくれないのよ』だもんね…理由が分からないし(^。^;)必然的に私には男の子の幼なじみが遊び相手になるでしょ?そんな事があって益々外に出ないで、家の中で本を読むかぬりえをする私を心配して、毎日遊びに誘ってくれて、私が木登りして降りれなくなった時に下で受け止めてくれた大輔の腕には未だに傷があるの木の枝が腕につき刺さって、私の泣き声で気付いた大人が来てくれたけど痛々しい姿になっちゃって高校で再会した時に腕を確かめたぐらい (笑) 大きくなっても傷はハッキリ残っていたのを見た時は罪悪感よね本人は『オレ男だし傷ぐらい平気だけど…あの後家で親父に殴られた』…おとんがキレてなにか言ったのかと思ったら違ってて『女の子を木登りさせる男は男じゃない女の子の体に傷が付いたら責任取れんのかってマジ切れされた…4歳の息子にも容赦ないからさ(笑)』大輔パパはフェミニストで女性には優しくが当たり前の……成長段階でひねくれた・うちのおとんとは違い…しっかりと育った人で、そこら辺は厳しく一人っ子一人息子にも厳しく…この事故の後…おとんに『うちの愚息が責任取る』とか言ってた…愚息の意味を聞いた私に丁寧に意味を教えてくれたパパさんは…おとんの溺愛ぶりを見ているから尚更よね (笑) 木から落ちたと連絡を受けたおとんが飛んで帰ってきたおかんに怒られてたっけ?大切な仕事を捨てて帰ってきたのはちょっと…幼なじみには色々な事を教えてもらったの一緒にお風呂に入って、体つきが1人だけ違う事で大泣きした時も、冷静な大輔から一言『女の子と男の子は違う泣くほうが変だよ?泣いたらまたおじちゃんがくるよ…』本当に来たお母さん達が食事の用意して、おとん達は酒盛り中で…ジョッキ片手にお風呂場のドアを開けて…大輔に『大輔~お前うちの娘に何か恨みでもあるのか』…考えたら被害者は彼だよね(>_<)4歳の男の子が28歳に怒鳴られてケンカするしそれでも負けず『泣かせてない泣き虫なちぃが悪い』って言っておとんにずっと睨まれていても知らん顔…『父親と娘は結婚出来ないんだよ?』…これでおとんが泣いたのは覚えてるタコさんウィンナーを落とした悲しい出来事があるから忘れない大輔が苦労性なのは私の責任かも…高校時代も変わらず父親とケンカするし…(>_<)謝らなきゃなぁ~