脳プロを読みました。
出典:「脳プロ課題F・生命倫理課題 成果報告書」(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
(https://www.amed.go.jp/content/000004909.pdf)
・帯状回でのドーパミン伝達低下によって、報酬を得るための意欲が低下する。
またセロトニン伝達の低下によって、報酬とは関係なく意欲が低下する。さらにそこには、
意欲にかかわる前部帯状皮質と、安心感に関わる海馬と扁桃体回路の機能低下があった。
・BMP2遺伝子近傍に、うつ状態と関連する遺伝環境相互作用を同定
・中高年初発うつ病の病状と並行して、発現量が変化する4遺伝子が明らかに。
・中高年齢で抗うつ薬の治療効果が得られない場合は、脳の白質に病変があることが知られている。
脳白質病変の修復メカニズムについて、検討を進めている。
・うつ病モデルマウスの研究で、ストレスに弱いマウスの海馬で、SIRT1(サーチュイン)遺伝子を活性化させたところ、
ストレスに強いマウスになった。
・最新の臨床研究から、精神疾患においては「遺伝要因あるいは幼若期ストレス」と「成人期ストレス」の
2つが原因となり発症する「2ーヒット仮説」が有力
・慢性ストレスを負荷して作成したうつ病モデル動物、
そこに幼少期ネグレクトに相当する母子分離ストレスを負荷して作成したモデル動物では、
いずれもドパミンが、報酬によっても、増加しない
国立研究開発法人日本医療研究開発機構AMED御誌を、引用しました。文章は語尾や文末を少し加工しています。
老年期と発達障害についてのご報告もありましたが、精神疾患のところに限りました。
だから、だったのですね___
手にしているものがある、けれども幸せではない、その人(私も)は、どうして、そう思っているのだろう?と___
報酬によってもドパミンが増加しない___
報酬と関係なく、意欲の低下がある___セロトニンや脳機能の低下によって
心理学や、哲学やその他の社会経験によって、
社会性保持や、精神荒廃を防ぐための神経回路の構築、遺伝子の発現を、人間はこれまで試みてきたのだろう
精神・神経疾患による経済損失は大きいことから、
社会に貢献する脳科学研究が生まれた
バイオマーカーを同定することにより、精神疾患の客観化、治療薬の開発が目指されている
そして現在、世界規模で連携し、その問題に取り組んでいる(国際脳)___私はAviciiのことを思い出す