回りなんか見えなかった
若い頃

上手く行かない事に
ジタバタした
想い出

懐かしく思います。



子供が出来てからは
人が
どう感じるか
どう思うか
気にしながら


子供達が
恥をかかないように

言動を改め
より
真っ直ぐに生きようと
強く思ったものです




私と言う人間は
この世界に
ひとり


言うことは


子供は子供

自分は自分しか
居ないのと同じで



子供は子供の
感性や
個性を持って
この世に存在している事を

何よりも
大切に
考えてあげようと

ゆかまるは
思いました



こうした方がいいよ
良かれと思って
教えても


性格や感性が
違えば

それが
ベストでは無い事は
当たり前で


『こうした方がいい』
『お母さんは(私は)』
を付け


私はこうした方が
良いと思うけど
あなたは
どう?

聞くようになりました



子供の事を考えて
ベストであろう
答えを
一生懸命出してみても



『嫌』
という答えが
返ってくる事は当然です



子供達を想う気持ちは
『愛情』
だとしても


私は子供達にはなれず


子供達には
子供達の
事情がある事を


大切に大切に
想い


どうする事が
本当のベストなのかを

一緒に考えたり


子供達が決めた事を
認め
応援し



親として
『心配』
の部分に当たる

想定できる
起こりうる問題に備え


子供達が
失敗した時に


子供達では
どうする事も出来ない

精神的フォローや
金銭的フォローが

してやれる
大きな『心』を



何よりも大切として
私は
子育てをしてきました



大人だから
先を見据えて
想定できる事が

たくさんあります



それを子供に教えるのは
子供が
聞いてきた時のみ



あまりにも危険な事なら
先回りして
教えても



経験を積ませるために
やらせます



これは危ないから
駄目

これをすると
こうなるから
駄目

これはこうしておくのが
一番だ

こんな事は
どうでも良い事だ



そんな風に言えば
子供達は
好奇心を持たなくなり


親の感性や思考で
人生を
歩かせられているだけに
過ぎず


自身で道を決められず
何をするのも
楽しめず


『どうせ』

『また』


そんな言葉で
頭の中は埋められて


親を嫌いながら
自信を育てる事も出来ず

相談もしなくなり
新しい事を
始めたい気持ちを
失い


自発的に
何もしない子供へ
成長します



口出ししたい気持ちは
分かります


上手く行くように
導きたい
親心ですから

『愛情』
そのものなのですが


子供にとっては
ただの
人間潰しです



『思うように やってみろ!』
背中を押してやれる
強さを持たない親が多くて


子供は
自尊心を持てなくなり
自分で決められなくなり
行動しなくなり
壊れて行きます



子育ては
何かが出来るように
育てるのでは
ありません



何かをする
心を育てるものです



それは
自己肯定感を
存分に
育ててやる事



自信を育てる

自分を信じる力を
育てる事


失敗しても
成功を求めて
何度でも
挑戦して行ける心


新しい事を
始めるにしても
この道で間違いないと
頑張れる心


間違いだったと気付けば
それを認め
退く勇気


ゼロに戻る勇気


限界を作らない
強さや
人の責任にしない
強さ


経験と失敗から
学ぶ
人への優しさ



すべて
自分を信じて
頑張れる心から産まれます




思ったように
やってみろ

いつでも
君の味方だから

困った時は
言えばいい


その時は
一緒に考えるから
心配いらないよ


どんな事をして
どんな事を感じ
どんな風にしたいと
思ったのか

教えて欲しい



それだけで
子供は
自分の人生の
数ある分岐点で
道を選び



頑張る子に育ちます




お母さんが居てくれたから
頑張れたんやで
長男と長女は
口を揃えたように
それぞれが
成人した後に
言ってくれました



嬉しかった
涙が出ました




私の心配や気苦労
倒れるまで働いた頑張りや
しんどかった心も

一瞬で消え去る
魔法でした



子供が居るから
親になれた

その気持ちは
忘れた事がありません





誰が稼いだ金で食べてる?

誰のお蔭で
生きられてるんや

私を困らせるな



そんな事を言う親は
大馬鹿者です


あんたが
する事して出来た子やろ

食わせて当然
生かせて当然
困らされて当然

死ぬまで背負う
責任を
子供のせいにするな

私は思います



自分とは 
全く別の人間を
育てる
育児



死ぬ気で働き
美味しい物を食べさせ
安心に眠らせ

やりたい事を応援し
裏方に回って
フォローし

否定は慎み

冗談でも
馬鹿にしたりせず

宝物である事を伝えて
親にしてくれる
子供の存在に

感謝して生きれば


子供は真っ直ぐに
育ち
『ありがとう』
をくれる



その日が来るのを
何十年も待ちましょう


それが
親なんでは
ないでしょうか


ご飯しか食べなくても
子供は育つでしょう

食べさせるのは
愛情です


たとえ
あんまり上手に出来なくても

子供を想い作る食事は
愛情で満ち
心で美味しく食べるのです


数ヵ月に一度の
お寿司やステーキに

子供達は
声を上げて
喜んでいました

『お母さんお金大丈夫なん?』
って
心配しながら(笑)


喜ぶ顔を見れば
また明日から
頑張れる


愛情
優しさ
強さ


親に求める事は
それだけ



小言や否定
親の自分語りなど
要らない



子供に起こった事には

子供以上に喜び
子供以上に悔しがり
子供以上に悲しんで


常に
応援してあげて下さい



子供の道は
子供が決めます

傷付けば
傷を治す力を身に付けます



なかなか治らない傷は
親が付ける傷です



今日も笑顔を
与えて
笑顔を返して貰って下さい


それが
心の栄養

親の笑顔は
どんなモノよりも
栄養満点

心を育てるのが
子育てです