昨日、9日発売された漫画の主人公、小田桐あさぎさんこと、ASAGIさんの開催する出版記念パーティーに、小学館の竹下編集長とともにご招待いただき参加してきました。
お会い出来ました皆様、ASAGI運営事務局そして
各関係者の皆様、どうもありがとうございました😊。
登壇者として、前もって尋ねられる内容をけーりんさんから振られていたのですが、
普段あまり喋るトレーニングができてないせいかうまく伝えれなくて…
(たぶん、聞き取りづらかったと思います。ごめんなさい🙏)
以降、ちょっとした自己紹介?になります。
私は、漫画家になるまで、6年間もの長い長い投稿時代を経て、25歳の時に小学館の少女漫画誌で賞を受賞し、やっとデビューしてプロになりました。そこから、10年間少女漫画家として試行錯誤しながら小学館の少女漫画雑誌にラブストーリーの漫画を描き続けてきました。
当時の担当女性編集から打ち合わせで言われた言葉。
「売れない車はいつまでも置いておけないじゃない?」
車🟰漫画家のことだと思いました。
プロの商業誌漫画家には、3つの数字がついてきます。
①締め切り
②ページ数
③愛読者アンケート
特に、①の締切を守れない作家は、大御所作家でもきつく言われているのを編集部の打ち合わせブースで聞いてその時から
自分は、締め切りだけは絶対に守ろう!と思ったのを覚えています。
一作描いただけで消えていく作家さんも多数いるなか、
途中アルバイトをしながらも、なんとか千葉でのアパート(レ◯パレス笑)での一人暮らしで、食べていくために、10年間必死で漫画を描いていました。
どうやったら可愛い絵がかけるか。
どうやったら魅力的なキャラクターが作れるか。
万人に見やすい、コマ割りとはなんなのか。
アシスタント代を払うお金がなかったので、ほぼ、自力で全て描いていましたが…
(当時はデジタルではなく、全てつけペンにインクの手描き)
自分は恋愛ものなど全く興味がなかったのに、
デビューした雑誌が
少女漫画雑誌だったのと
売れ筋はちょいエロやラブストーリーだったので、
編集者が雑誌の漫画家に求めるのも
その系統のお話。
ハッピーエンドのラブストーリーを
描くことでしか、雑誌に載せてもらえない。
新人にしては編集部になぜか目をかけられていて、
期待されている証の新人に振られる3回連載も、
2回もやらせてもらったのに、全てダメ。
2回目の連載は、当時の副編集長がついてくれてて、
「きみは普通じゃないんだから、普通の漫画を描いちゃダメだ」「今は何かわからないけれど、おそらく、それが外れたら、バーンと行く!」と言われていたのに、
ハッピーエンドのラブストーリーしか載らない漫画雑誌に、ラブストーリー以外の何を描いたらいいのか(しかもラブストーリーしか会議に出してもらえないのに?)と、わけがわからず、
やっぱり同じようなラブストーリーを描いては、せっかくのチャンスをドブに捨てていました。
構成力はある方なのと、締め切りは絶対に落とさない&早く描けるほうだったのと、それまでの担当編集者に恵まれていたからかな??
特に代表作は出なかったのですが、
それからも10年間、少女漫画家を細々と続けることとなります。
↑豊洲ピットで10日、11日と開催されている、ASAGIさん主催小田桐あさぎ自叙伝漫画出版記念イベントの入り口にあるまんが原稿ブースにて📸
(続きます。)
欲望100個書いてみた
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