「突撃ミッション」も、ついに、ファイナル


この、漫画は、私の作品の中でも、
特に最高のものになりました

関わってくれた、人たちが、みんな個性あって、本当に面白かった。
(色んなアク?の強い個性も含め…(笑))
10数年、小学館の漫画誌で、ストーリーものをかいていて、
苦しい時も、あったけれど、何とか、続けられ食べていけていたのは、そこそこ、評価を頂いていていたからなのかもしれないけれど、
正直、ラブコメを描いていた時はあんまり人様の役にたってる実感はなかった。
(↑あくまでも、私の場合)
自分の作品が、面白いと思わなかったし。
もし、万が一私の作品を好きでいてくれたひとがいたら、本当に申し訳ないんだけど…
もともと、愛だ恋だ…が苦手な、男魂的な、性格もあるけれど


絵も、プロの世界では、そんな上手いほうではないと思っていたしね。
けれど、一度、私にとっては、死んだも同然くらいの、挫折を経験して、
(マンガの、最終回には、ページ数の都合もあり、さらっと描いちゃったけど…(笑))
そこから、違う分野で、色々活動したり、身体を鍛えたり、
すごい、前向きな、大好きな友人たち、仲間に、出会えて…
少しずつ、漫画以外で表に出るようになって、
世の中には、こんなに面白いものや面白いひとがたくさん、いるんだ!!と、思うようになって。
実は、ギャグが向いてることも、恋愛少女モノを挫折しないとわからなかった。
で、恋愛少女モノをやっていた10数年が、ムダだったかと思うと、実は全然、そうではなくて。
しっかりした、等身の人物や、迫力のあるシーンや、構成は、
やはり、ストーリー漫画を長年続けてきたのが、ものすごく、役にたっている、と本当に思うから。
突撃を、やっていて、リアルなシーンや、本当に伝えたい時は、シリアスな絵で

(高坂ゆう香 突撃ミッションfile13 マッサンの故郷 竹鶴酒造 より)
読者に、面白く伝えたい時は、ギャグ漫画調で。


(高坂ゆう香 突撃ミッションfile22 イヴルルド遙華先生 より)

とにかく、読者が興味を持てるよう、メリハリのある作品を、手がけることを、心がけてきた。
私の前の、連載作家さんは、
倉田真由美さんだった。
私は、何もないと思っていたし、私に出来ることはとにかく全力で面白いことを描く、ぶつかることしか、できないと思っていて。
締め切りも、そうだけれど、
ファイルを手に持って
歩いてくれた距離、手渡してくれた、編集のひとへの
感謝の気持ちをおもうと、本当に今でも涙が出てくる。
恩は絶対に、仇では返さない。
どんな状況でも、絶対に120、願わくばそれ以上出す。
全力で、描いて。
とにかく体当たりで、面白いものを描き上げるしかないと思って。
もう一度、小学館で漫画が描きたかった。
遠回りしたこと、苦しんだことは、絶対に、むだじゃない。
と、思うのね…

↓こんな可愛いスローロリスなんかも、描く機会もあり…(笑)
(こんな動物、突撃じゃないと描くこともなかったしね!!)

(高坂ゆう香 突撃ミッションfile24 毒毒毒毒毒毒毒毒毒展 より)
毎回、レコーダーとスマホとメモ帳を持って、走り回った。
イヴルルド遙華先生の、占い鑑定取材で、
四つ葉のチャームが出た。
「あなたは、今、幸せのなかにいます。」
これは、まさに、突撃ミッションの漫画を描けた、そのことだと、思う。
セブンの担当者さんに、
「高坂さんは、観察力がある。」と、言われたことが、本当に嬉しかった!
まだまだ、描きたかった。
まだまだ、色んな所に、突撃したかった。
まだまだ、いっぱい、描きたい。
世の中の、面白いことを、
漫画で全部描きだしたい…!!!
本当に、そう思うから。
あと、
もうひとつ、発見で。
最終回で、突撃ミッションの、裏側を描いちゃったんだけど、
やる気になれば、
話が出来てなくても、漫画の絵が描ける(笑)
と、いう事実も発見。
もう、あんまりやりたくないけど…(笑)↑
色んな意味で本当に楽しかった。
読者の皆様、
本当に、半年間、
「突撃ミッション」を、ご愛読いただき、
ありがとうございました!!!

(↑写真はアシスタントのAちゃんが、ラストの仕事で、くれたお酒です




