皆さん、自分のお子さんの将来が、平和で安全であって欲しいでしょ?で、自分の子供だけが良くって、あと全員不幸ってことはありえない。みんなが幸せだから、皆さんのお子さんもお孫さんも幸せになるんです。てことは、日本が良くなかったら、お子さんお孫さんは幸せになんないの。
吉野敏明


 
引用元:煮干し、それは日本の誇るスーパーフード ビタミン・ミネラル・完璧なアミノ酸スコアのみならず、防災食になる保存性 ― 煮干しそれは日本の宝

 

 

 

 

 

 


日本の伝統食材である煮干しは、ただ味噌汁や出汁に使うだけではもったいない存在です。煮干しはビタミン・ミネラル・必須アミノ酸を豊富に含むだけでなく、保存性が高く防災食としても非常に優れています。災害時でも調理不要でそのまま食べられるという手軽さに加え、栄養バランスも理想的です。まさに煮干しは、日本人が誇るべき“宝”の食材だと言えるのです。

 

 

1. 煮干しとは

よしりんは冒頭で「煮干し、それは日本の誇るスーパーフードなんです」と語ります。煮干し(地域によっては“いりこ”とも呼びます)は、カタクチイワシやマイワシなどの小魚をゆでて乾燥させたものです。一般的には出汁に使われますが、骨・内臓・頭部まで丸ごと乾燥しているため、そのまま食べられる完全栄養に近い食品でもあります。
 
最近では、出汁用だけではなく、「食べる煮干し」としてスナック感覚で食べる製品も増えています。子どものおやつや大人のおつまみとしても人気で、日常生活に取り入れやすくなっています。
 
よしりんは「丸ごと食べられる食材が最強ですよ」と強調しており、まさに煮干しの本質を表した言葉です。

 

2. 完全なたんぱく質 — アミノ酸スコアとその価値

よしりんは「煮干さえ食べていれば、たんぱく質は100%足ります」と断言します。煮干しには、人体が必要とする必須アミノ酸がすべて理想的な比率で含まれ、アミノ酸スコアは100を誇ります。これは卵やプロテインに匹敵する“完全たんぱく質”であり、筋肉の材料、免疫細胞の生成、ホルモンの合成、細胞修復などに欠かせないものです。
 
また、乾燥しているため保存性が非常に高く、調理不要でそのまま食べられる手軽さも魅力です。災害時や非常時でも、開封してすぐ栄養補給できるという強さは他の食品にはなかなかありません。
 
よしりん曰く
プロテインいらないんですよ、煮干で十分なんです

 

3. ミネラル・ビタミン・不飽和脂肪酸 — 身体の土台を支える栄養素

煮干しには、現代人が不足しやすいカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛といった必須ミネラルが豊富に含まれています。特にカルシウムは100gで約2,200mgとも言われ、これは牛乳の約20倍に相当すると紹介されています。
 
カルシウムとマグネシウムのバランスが良いことから、骨の健康だけでなく神経伝達、筋肉の収縮、免疫機能の働きにも役立ちます。鉄や亜鉛も貧血防止や代謝改善、免疫力向上に貢献します。
 
さらに、煮干しにはDHA・EPAといったオメガ3脂肪酸も豊富で、動脈硬化の予防、脳の働きのサポート、アレルギー抑制などの効果が期待できます。内臓や骨ごと食べられるため、ビタミンA・Dなど脂溶性ビタミンも効率よく摂取できます。
 
最近の研究では、小魚を丸ごと食べる習慣のある女性は、全死亡率・がん死亡率が低いという報告もあります。つまり、煮干しという食材は、健康寿命を支える力も秘めているのです。
 
よしりんも「不足しているものを全部補ってくれるのが煮干のすごさです」と語っています。

 

4. 災害食・保存食としての煮干し — なぜ“非常時の宝”か

よしりんは「災害時にカップラーメンを食べるくらいなら、煮干しを食べた方が何倍もいい」と強調します。その理由は、煮干しは乾燥しているため腐敗しにくく、水や電気がない環境でもそのまま食べられるからです。軽量で持ち運びしやすく、避難所でもストレスなく食べられる保存食の理想形といえます。
 
よしりんは「和食は非常時にも強いんです」と語ります。煮干しに加えて、玄米・味噌汁・ぬか漬け・海苔などを組み合わせることで、最低限の調理で“完全食に近い食卓”を再現できるとしています。
 
とくに煮干しは、

  • 火が使えない
  • 水が足りない
  • 調理器具がない

といった状況下でも栄養補給ができ、災害時に最も頼りになる食材です。

 

5. なぜ「四毒抜き/五悪抜き」にも通じるか — 食の原点としての和食

よしりんは、煮干し・玄米・味噌汁・ぬか漬け・海苔という伝統的な和食をベースにした食事こそ、「四毒抜き」「五枠抜き」を実現すると説明します。
 
自然由来の和食を中心に据えることで、これらを避け、腸内環境を整え、慢性炎症を抑え、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。発酵食品である味噌やぬか漬けを取り入れることで、腸内細菌が整い、免疫機能の向上にもつながります。
 
よしりんは「煮干しを中心に和食に戻れば、体は勝手に整っていきますよ」と語り、食生活の原点へ回帰する重要性を伝えています。

 

まとめ

よしりんが語ったように、煮干しは単なる出汁材料でもおやつでもありません。高いアミノ酸スコアを誇る良質なたんぱく質、豊富なミネラル・ビタミン、オメガ3脂肪酸、そして圧倒的な保存性――そのすべてを兼ね備えた、まさに「和食のスーパーフード」です。
 
災害時の非常食としても優れており、日常生活においても栄養バランスの改善や健康維持に大きく貢献します。煮干しを中心にしたシンプルな和食に立ち返ることは、現代人が抱える慢性疾患や栄養不足の解消にもつながります。
 
伝統を尊び、身体を内側から整える。煮干しは、まさに私たち日本人の“宝”と呼ぶにふさわしい食材なのです。