つまり認知症にならないためには、どうしたらいいかというと、まず「植物性の油を摂らない」「精製してる油を摂らない」、そしてちゃんと「虫歯の予防をする」「歯周病の予防をする」。かかりつけの歯科院があって、3ヶ月に一回は絶対、歯石を取りに行く。それだけで強烈に認知症になるリスクが下がる。
吉野敏明
引用元:菓子パン、ラーメン、ケーキ、アイス、ウ〇ダー inゼ〇ー、、、 よく噛まなくてよい物をたべると… 認知症になりたければ、 噛まないで食べられるものを食べろ!
今回のテーマは、「噛まずに食べられる食品」が私たちの脳と体に及ぼす深刻な影響についてです。菓子パン、アイス、ラーメン、ゼリー飲料など、現代の便利な食べ物の多くは“噛まなくていい”ものばかり。しかしその便利さの裏側で、脳機能の低下や認知症リスクが進むのです。よしりんは「噛むことの復権」を強く訴え、食習慣を変える重要性をわかりやすく解説しています。
1. 噛むことは“脳のスイッチ”である
よしりんは冒頭で強く言います。
「認知症になりたければ、噛まないで食べられるものを食べなさい」
噛むという行動は単に食べ物を細かくするだけではありません。噛むことで顎の筋肉を刺激し、脳へ大量の血液が流れ込みます。咀嚼は脳の前頭葉を活性化する“スイッチ”の役割を果たし、認知症予防や集中力向上に繋がります。
しかし現代人は、噛む回数が激減しています。
・柔らかいパン
・麺類
・細かく加工されたお菓子
・噛まずに飲めるゼリー飲料
こうした食品は消化の入口である咀嚼を減らしてしまい、胃腸に負担をかけるだけでなく、脳への刺激が不足します。
よしりんは、「噛むことをサボると、脳もサボり始める」といいます。
2.噛まない食生活が“姿勢”を崩し、体調不良を招く理由
よしりん曰く、
「噛まない食習慣が猫背とストレートネックを作り、結果的に疲れやすい体になる」
噛むためには顎を大きく動かし、顔・頭・首・肩にかけて多くの筋肉を使います。噛む回数が少ないと、これらの筋肉が衰え、頭が前に倒れやすくなり、猫背やストレートネックへとつながります。
姿勢が悪くなると何が起きるのか?
- 呼吸が浅くなる
- 自律神経が乱れる
- 首こり、肩こりが慢性化
- 脳への酸素供給が低下する
つまり「噛まないこと」が、全身の不調を生むのです。
さらに、よしりんは言います。
「噛む力が弱ると、首が支えきれなくなるんです」
噛む力は、実は全身の筋力の基礎となっているという意外な事実を明かしました。
3. 歯の本数と認知症リスクの関係
歯は単なる“噛む道具”ではありません。歯が多く残っているほど認知症のリスクが下がるというデータが世界的に報告されています。
よしりんは言います。
「歯の本数が人生の質を決めると言ってもいい」
20本以上歯がある人は、19本以下の人に比べて認知症発症率が大幅に低いという調査結果があります。歯を失うと噛む力が低下し、脳への血流が減少するためです。
- 硬いものを食べると歯や歯茎が鍛えられる
- 唾液が増えて消化がスムーズになる
- 顎の筋肉が活性化し、脳の刺激が増える
もし歯を失った場合でも、ブリッジや入れ歯で“噛める状態”を維持することが極めて重要だとよしりんは言います。
4. 血糖値スパイクを起こす「噛まない食品」の危険性
噛まなくていい食品の多くは「血糖値が急上昇しやすい」という特徴があります。
菓子パン、ケーキ、アイス、ドリンク、ゼリー飲料、コンビニスイーツ…。
よしりんは、
「噛まないで食べられるものは、体に入った瞬間に血糖値を跳ね上げる」
と強く指摘しています。
血糖値スパイクが起きると
▼
インスリン急増
▼
疲れ、眠気、イライラ
▼
老化物質AGEs(終末糖化産物)が蓄積
▼
認知症リスクの上昇
さらに、血糖の上下が激しい生活は肥満、慢性炎症、ホルモンバランスの乱れにもつながります。
噛まない食品の摂取は、すぐに体感できる不調だけでなく、長期的にみて脳と体にダメージを蓄積すると解説しました。
「噛むことは、血糖値をゆっくり上げるブレーキなんです」
5. 今日からできる“噛む習慣”の作り方
よしりんは、噛む生活に戻るための具体的な提案もしています。
- ひと口30回噛む
- 飲み物で流し込まない
- 根菜・海藻・豆類など噛む食材を意識して増やす
- パンよりご飯
- ゼリー飲料を常用しない
さらに、
「噛むこと自体がストレス解消にもなる」
とよしりんは言います。咀嚼によって副交感神経が優位になり、心が落ち着いていくのです。
噛む習慣を取り戻すことは、脳の健康、姿勢、ホルモンバランス、消化、メンタル、すべてに良い影響を与えます。
まとめ
噛まない食生活の危険性を知ることができました。噛まない食品は血糖値を乱し、姿勢を崩し、集中力や脳機能を低下させ、長期的には認知症リスクにもつながります。
一方で“噛む習慣”を取り戻せば、脳の活性化、姿勢改善、心身の安定など、驚くほど多くのメリットが得られるのです。今日から噛む回数を増やし、噛む生活を意識していくことが、健康寿命を伸ばす最も簡単で確実な方法だったのです。