嫌なこととか、間違ったことされちゃうことあると思うんですけども、放っておく。基本は放っておく。そして自分が正しいことをやってるんであれば、あるいは自分にね、夢がないんであれば、もう本当に普段の生活そのものをしてるのが1番いいんですね。
吉野敏明
引用元:「人のうわさも75日」
今回のテーマは「人のうわさも75日」。世間や職場で流れる噂話にどう向き合うべきか、そしてそれに心を乱されないための考え方を、よしりんが伝授します。噂を流す人の心理、噂が自然と消えていく理由、そして心を守るための忍耐について学びます。
1. 噂は放っておけば消えるもの
よしりんは冒頭で、「嫌なことや間違ったことをされても、放っておくことが大事」と語ります。つまり、わざわざ反論したり、噂に対抗しようとする必要はないということです。人の噂は一時的なもので、やがて風のように消えていきます。
実際、世間では「人のうわさも七十五日」と言われます。これは「どんな噂も三か月もすれば自然に忘れられる」という意味です。人は他人のことを長く覚えていられないものです。ですから、根拠のない噂に心を乱すより、自分の生活や信念を大切にしたほうがずっと健康的なのです。
2. 噂を流す人の心理は「支配欲」
よしりんは、自身の体験を通して「噂を流す人の心理」を明確に説明しています。それは「自分が優位に立ちたい」「仕切りたい」という支配欲です。
たとえば、よしりんが次男の入学式で見た人物は、予定にない挨拶を勝手に始めてしまったといいます。周囲の注目を集めたい、場を支配したいという気持ちが強い人ほど、このような行動を取ります。また、大学時代にも勝手に警備のような役割を演じる人物がいたと話しています。こうした人々は、実際には正式な立場もなく、ただ「人に指示を出すこと」自体を楽しんでいるのです。
このような心理は、現代社会でもSNSや職場で見られます。噂を流すことで他人を下げ、自分を上げたように感じる――それが彼らの目的です。
3. 噂は長続きしない
よしりんは、「噂を流す人は忍耐力がない」と断言します。そのため、最初は勢いがあっても、時間が経つとネタが尽き、飽きてしまうのです。結果として、2か月ほどで話題は自然に消えていきます。
人間関係の中では、この「時間」が最大の味方になります。根拠のない噂に対して「いつか終わる」と信じて耐えることが、心を守る最良の方法なのです。特に、噂を流す人は他者への関心が強い反面、飽きやすく責任感がありません。彼らに反応してしまうと、その反応が新たな燃料になり、火に油を注ぐ結果になります。ですから、「無視する」「距離を取る」「淡々と過ごす」という態度が最も効果的です。
4. 噂に耐える力を持つこと
「どんなに嫌なことがあっても、75日我慢すれば必ず終わる」と、よしりんは力強く語ります。大切なのは「忍耐」と「自信」です。自分が正しい行動をしているのなら、何も恐れることはありません。
また、どうしても我慢できないときは、よしりんチャンネルのコメント欄に悩みを書いてほしいと呼びかけています。そこには温かい仲間たち――「ファミリー」がいて、必ず励ましてくれるといいます。つまり、「孤独に抱え込まないこと」も重要なのです。
よしりんはいつも動画の最後に「みんな愛してるよ」という言霊で締めくくります。その言霊には、どんな人でも支え合い、前向きに生きてほしいという思いが込められています。
まとめ
「人のうわさも75日」は単なる励ましではなく、心理学的にも深い意味合いがあります。噂は一時の風。流す人は一時の優越感を得るかもしれませんが、真に信頼される人は「反応しない人」です。
自分を信じ、時間の力に任せ、噂が過ぎ去るのを待つ。これこそが、よしりんが伝えたい「心の成熟」なのです。もしあなたが今、心ない噂に苦しんでいるなら、この言葉を思い出してください。
「噂は放っておけば、必ず消える。75日間、信じて待ちましょう。」