薄毛はおじさんの問題ではない。日本皮膚科学会の報告によれば20代男性の4人に1人が脱毛を自覚しているということになります。その多くは遺伝ですが、実際は「生活習慣の脱毛=生活のハゲ、脱毛」というのが増えている。そのカギを握るのが“食”と“炎症”です。
吉野敏明


引用元:「禿げるになる前に禿げを治す!植物性油由来のリノール酸と生活習慣があなたの毛根を蝕む」

 

 

 

 


一般的に薄毛や脱毛は、「遺伝」が原因とされます。しかし、よしりんは、現代人の食生活に問題があるといいます。特に、植物性油に多く含まれる「リノール酸」が体内で炎症を起こし、毛根を破壊してしまうといったメカニズムがあったのです。今日は生活習慣を変えることで「ハゲる前に防ぐ」ための実践的な方法を紹介します。

 

 

 

1. 遺伝だけではない「脱毛の真実」

多くの人が「ハゲは遺伝だから仕方ない」と諦めがちですが、よしりんは「遺伝子があってもスイッチを入れなければ発症しない」と語ります。つまり、脱毛のスイッチを押すのは自分の生活習慣なのです。
特に、現代人は植物性油の摂取量が戦前の50倍にもなっており、リノール酸の過剰摂取が慢性的な炎症を引き起こします。炎症が続くと毛根の血流が悪化し、栄養が届かなくなることで脱毛が進行してしまいます。

 

2. 植物性油の「リノール酸」が招く炎症

サラダ油、ドレッシング、スナック菓子、唐揚げ、フライドポテト――これらにはリノール酸が豊富に含まれています。
リノール酸は体内で「アラキドン酸」に変わり、さらに「プロスタグランディンD2」という物質を生成します。この物質が毛根の成長を止め、休止期を促してしまうのです。
一方で、発毛を促す「プロスタグランディンE2」や「F2α」は低下してしまいます。このバランスの崩れこそが薄毛を進行させる最大の原因です。
つまり、植物油は健康に良いと思われがちですが、過剰に摂ることで「毛根を炎症させる毒」になってしまうのです。

 

3. ファストフードとマヨネーズが毛根を壊す

よしりんは、実際の患者の食生活を例に挙げます。
ラーメン、唐揚げ、フライドポテト、マヨネーズ――これらを好む人ほど脱毛が進行しているケースが多いといいます。
特に、フライドポテトにマヨネーズをつける習慣は最悪の組み合わせ。リノール酸と酸化油、さらに添加物のトリプルパンチで毛根の微細血管を破壊し、酸素や栄養が届かなくなってしまいます。
こうした油食文化は、美味しい反面、毛根には強い負担をかけているのです。

 

4. 甘いもの+油=最強の脱毛コンビ

薄毛の原因は油だけではありません。
甘いものと油を同時に摂ると、体内でインスリン抵抗性が進み、男性ホルモンの一種「DHT(ジヒドロテストステロン)」が過剰に作用します。
このDHTこそ、毛根を萎縮させる“脱毛ホルモン”の正体です。
マクドナルドのシェイクとポテト、ドーナツやケーキ、ラーメンとチャーハンなどの組み合わせは、最悪の「脱毛食セット」と言えるでしょう。
よしりん曰く、「油と糖のコンボは毛根の殺人犯」。

 

5. ハゲを防ぐ「食と調理のリセット法」

よしりんは、食生活を見直すことで「ハゲる前なら治せる」と断言します。
具体的には次のようなポイントを挙げています。
 

  • 揚げ物・炒め物を避け、茹でる・蒸す・網焼きに切り替える
  • コンビニ食品やスナック菓子など超加工食品をやめる
  • タンパク質を意識して摂り、青魚や網焼きの肉を中心にする
  • 甘い飲み物やスイーツを週1以下に制限する


また、発毛剤やリアップを使っても、原因である油や糖を断たなければ効果は薄いと言います。
「薬に頼る前に、原因を絶つ」――これは虫歯治療にも似ています。歯磨きをしないで高いセラミックを入れるようなものだと、よしりんは比喩します。

 

6. 「四毒抜き」とハゲの関係

よしりんは、常日頃から提唱している「四毒抜き」の重要性にも触れます。
植物油や甘いものの摂りすぎはまさに「食毒」。
さらに、ストレス(心毒)が加わるとホルモンバランスが崩れ、脱毛が進行します。
ハゲは心と体のSOS」。四毒を抜くことが、最も根本的な予防策になるのです。

 

まとめ

ハゲは「遺伝だから」と諦めるものではなく、「生活習慣で治せる病」です。
植物油、甘いもの、加工食品を減らし、和食中心のシンプルな食生活に戻すことで、毛根の炎症を鎮め、発毛力を取り戻すことができます。毛根がまだ生きているうちに、食と習慣を見直すことが重要だったのです。