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SADについて調べたり実践したりする人のブログ

SADについて調べたり実践したりする人のブログです。

※子供に対する性的虐待や暴力の描写があります

 

 

 

最近は安全保障行動について興味があります。

 

 

本研究の目的は、社会不安障害(SAD)を対象として、安全確保行動のひとつである「恐怖場面内での回避行動」を測定する尺度(Avoidance Behavior In-Situation Scale:ABIS)を作成することであった。健常大学生121名とSAD患者10名を対象に、不安喚起場面とその場面内で用いる「恐怖場面内での回避行動」について自由記述による回答を求め、項目を作成した。次に、健常大学生470名とSAD患者46名を対象に自己記入式によるABI尺度を実施した。探索的因子分析を行った結果、2因子28項目が抽出され、十分な信頼性を有していた(α=.90)。妥当性は、内容妥当性と基準関連妥当性の観点から確認された。以上の結果から、ABISは高い信頼1生と妥当性を有することが明らかにされた。

 

安全確保行動は、恐れている社会的場面を避ける行動(恐怖場面からの回避行動)と、
恐れている社会的場面にいつづけながら、破局的な結果が起こらないように行う行動(恐
怖場面内での回避行動)の2つに大別することができる。

 

本研究の結果、SADの「恐怖場面内での回避行動」として、「他者評価を回避する行動」
「情動表出を抑制する行動」の2つの因子が抽出され、高い内的一貫性が得られた。

 

 

 

 

 


1,「他者評価を回避する行動」Avoidance of negative evaluation from others (相手からの否定的な評価を避ける行動)

  • エレベーターで苦手な人と出会ってしまったとき、相手と目を合わせないようにする
  • 苦手な人と2人きりになったとき、相手と目を合わせないようにする
  • 苦手な人と2人きりになったとき、携帯を見たり、本を読んだりして気を紛らわす
  • 人に自分のことを見られているとき、自分のことを見ている人と目を合わせないようにする
  • 大勢の人たちの中にいるとき、携帯を見たり、本を読んだりして気を紛らわす
  • 苦手な人と2人きりになったとき、話をしない
  • エレベーターで苦手な人と出会ってしまったとき、下を向いている
  • 大勢の人たちの中にいるとき、彼らと目を合わせないようにする
  • 人に自分のことを見られているとき、下を向いている
  • 大勢の人たちの中にいるとき、ぼんやりする
  • 会議や講義などで自分が指名されたとき、人と目を合わせないようにする
  • 大勢の人たちの輪の中に入ったとき、相手と目を合わせないようにする
  • 大勢の人たちの輪の中に入ったとき、しゃべらずに黙っている
  • 大勢の人たちの輪の中に入ったとき、携帯を見たり、本を読んだりして気を紛らわす
  • 人と会話するとき、相手の話に対して、笑ってごまかす


II.「情動表出を抑制する行動」Inhibition of emotional expression(恐怖感や不安感などの表出を抑えようとする行動)

  • 人と食事に行ったり、飲みに行ったりしたとき、お皿を持ったり、コップを持つときに両手を便う
  • 人と食事に行ったり、飲みに行ったりしたとき、食べ物を小さくして少しずつ食べる
  • カラオケで歌ったり、演奏会で発表するなど、人前で何かを発表するとき、手をゆっくり動かす
  • 人と食事に行ったり、飲みに行ったりしたとき、あまり食べないようにする
  • カラオケで歌ったり、演奏会で発表するなど、人前で何かを発表するとき、マイクや楽器などのものをきつく握る
  • 大勢の人の前でスピーチをしなければならないとき、不安をなくすために薬を飲む
  • 人と食事に行ったり、飲みに行ったりしたとき、水分をたくさんとる
  • 人と会話をするとき、心の中で話そうと思っていることを繰り返し練習する
  • 大勢の人の前で、スピーチをしなけれぱならないとき、ガムや飴などの甘いものを食べる
  • 大勢の人たちの輪の中に入ったとき、自分がいることを気づかれないようにする
  • 人と食事に行ったり、飲みに行ったりしたとき、立食するような場所を避け、なるべく座って飲んだり食べたりする
  • 人と会話をするとき、自分の考えやふるまいに注目する
  • 大勢の人の前で、スピーチをしなければならないとき、足や頭などの身体の一部を動かす

 

 
ハリネズミミラーブログ(はてな)
ハリネズミ社会不安障害の認知行動療法の参考書

 

内気と不安を軽くする練習帳 (原書名:Overcoming shyness and social phobia)

社交不安の認知行動療法について、非常に丁寧に書かれている本。

「練習帳」の名の通り、社会不安を克服するためには地道なトレーニングが必要ですが、ひとつひとつ章立てて書かれているので、段階的にステップを登っていけます。自分の思考や行動を記録していくやり方の説明も明確でわかりやすく、具体的・実用的で、読むと励まされる本です。
 
 

社交不安障害 理解と改善のためのプログラム (幻冬舎新書)

人前で話すのが苦手、緊張して上がってしまう、自然に人付き合いができず、社交をつい避けてしまうという状態は「社交不安障害」と呼ばれる。もっとも頻度の高い精神的な困りごとの一つで、有病率は一割を超える。しかし、自分を縛る不安の正体を知って、有効なトレーニングを積めば、改善は十分可能だ。実際にカウンセリングセンターで使われるプログラムを紹介しながら、克服の方法を実践解説。

 

対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか

 

 

図解 やさしくわかる社会不安障害

具体的な治療法、不安にとらわれるメカニズムの解説などを解説した、SAD治療の入門書的な本。

わたしは数年前にこの本を読んだことがきっかけで治療につながれました。

 

 

 

ではではクマムシくん