※フィクションです。ご理解いただける方のみお読み下さい。







夕食時。食堂に皆が集められ、食卓についた。7人はそれぞれに顔の前で手を組んで、食前のお祈りを捧げる。



父よ、あなたのいつくしみに感謝してこの食事を頂きます。ここに用意されたものを祝福し私たちの心と体を支える糧として下さい。わたしたちの主、イエス・キリストによって。アーメン。



JINがワインを一口飲んだ。




SG「RM、エリクサーをくれ」




RM「はい、ヒョン。また徹夜ですか?」




緑色の液体を小ぶりのグラスに注ぎながらRMが尋ねた。まあな、とこたえたSGは気前よくエリクサーを一気に飲み干した。



JKは皿のステーキを切り分け、ガツガツと美味そうに食べている。




JM「はあー、マンネの食べ方見てたら胸焼けしちゃう。」




頬杖をついてお皿の上の肉をナイフでツンツンと突いていたJMが横目でチラリとJKを見てため息をついた。




JK「ムッ、兄さんはサラダばっかり食べてるからそんな細っちいんですよっ!」




JKはステーキを口いっぱいに頬張ったまま反論する。





JM「僕はお前みたいなプロテインゴーレムになりたくないね!僕の美意識に反する」




JMがプイッとそっぽを向いてアルマントトマトを口に放り込む。


2人からはバチバチと火花が散っている。





JH「アッハッハッハッハッ!どーしたんだよお前ら〜」




そんな2人をみてJHが爆笑した。


右の口角だけを少し上げて、ククッとSGが笑う。Vは緊張した面持ちでパンをちぎっては口ち運ぶが、一欠片も口に入っていなかった。




JIN「2人とも止めなさい」



JINがJMとJKに言った。


わちゃついていた食卓の会話がピタっと止み、皆がBOSSの方に向き直った。



JINはRMに目線を送るとRMが頷く。ゴホンと咳払いをひとつすると話を切り出した。




RM「皆に聞いてほしい話がある。先日指令が下ったJKの初任務の件についてだが。今は3Jでチームを組んでいるだろう?しかし、その任務中にイレギュラーな事態がが発生した。」




そう切り出すと、皆がザワザワした。




JH「わあ、それって、アミちゃん達に関すること?」




SG「デビュー戦でもう問題か?ついてないな。エリクサーおかわり。」




V「ヒョン!新曲ができたら聞かせてくださいね。」




SG「くーっ、やっぱ徹夜にはお前のエリクサーが一番効くな!」




RM「ありがとうございます、SGヒョンニム」




JM「ちょっと、皆さん厳粛に!静かににして下さい!」




JK「静粛にでしょwwちょっと静かにせえってゆうとるやろぉ!」





そしてRMから一部始終が話された。







****





V「すみません。」





RMことの全てを話し終えた時、きっかけを作ってしまったVがしゅんとしてこうべを垂れた。





SG「やっちまったな。」





JIN「この件について、皆の意見を聞かせてもらいたい。3J。ターゲットの姉妹がどういう人間たちなのか説明しなさい。」




JH「はい。ターゲットのアミちゃんは心臓病の女の子で、いつも明るくていい子です。人の悪口を言ったり、暴力を奮ったりなどの行動も見られません。」





JM「ターゲットの姉☆は進学校に通う一般的な学生だと思います。大体学校帰りは病院へ直行しています。アルバイトもしていませんし、悪い生徒との付き合いも無さそうです」





JK「アミちゃんと☆さんはすごく仲が良くて、本当にお互いを思い合っていると感じました。だから、本当になぜターゲットがあの子なのか……正直分かりません。」





RM「私は今、別件の任務で彼女達に少し関わっているので時々様子を見に行っていますが、本当にごく普通の姉妹だと思います。」





4人の話を聞き終わるとJINは顎に手を当てて考えた。





JIN「なるほど。話を聞けば聞くほど不思議だな。私達の存在は霊感があれば見えるというものではないだろう?なにか、特別な力がある子達なのかもしれないな。」





考えても答えの出ない問題にため息が漏れた。





JM「 そもそも、Vはなぜ僕に断りなしにあの子にコンサートのチケットをあげたの?」





JMがVを責める。





V「それは最初に言ったけど、僕はあの子がターゲットのお姉さんだって知らなかったし、単にぶつかったお詫びのつもりだったんだよ」





といいわけすると、




JH「単純に好みだったからだろ~」





とJHがツッコんだ。





V「あにあに、だってボクのファンだって言ったから!CD良く聴くって」





手をブンブンふって否定する。





JM「社交辞令だろ。」




JMが冷たく言い捨てた。





SG「Vも有名になったもんだ笑」





ニヤリと口の端を上げ、SGが追撃した。




Vの顔が赤くなる。





JH「アッハッハッ、ヒョン~!弟をからかったらダメだよ~!ぷぷぷ!」




さも面白いというふうにJHがテーブルをバンバンと叩きながら爆笑した。銀のカトラリーがカチャカチャと跳ねた。




すると、ずっとだまっていたJKが強い口調で言った。




JK「あの子はそれくらいのこと気遣える子だよ」
みんなが一斉にJKをみる。





「「………………」」





「え、珍しい」





「あの子の事気に入ってるの、、」





みんなコソコソと耳打ちした。





JK「ちがうよぉ!」





JKはモゴモゴと肉をほおばりながら大きな目を見開いて否定した。





グイッとワインを一気に流し込む。





SG(……面白そうだな)





SG「次は俺がそいつに接触する。」





静かに話を聞いていたSGが声を上げる。





V「俺も行くぅ!」





Vが手を上げて椅子から立ち上がった。








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食事の後、JINがSGとRMを部屋に呼んだ。





JIN「あの子達の事、詳しく調べてみて。なにか…特殊な案件のようだ。大天使様たちが隠してる、もしくは気づいてない何かがあるね。きっと。」




RM「はい、承知致しました。」





SG「了解。俺は病院外で接触してみます。」





JIN「頼んだよ」




JINはワイングラスをゆらゆらと回しながら窓枠に寄りかかって窓の外を見た。RMも横に並んだ。

JINの守護石が胸元で淡いピンク色を放つ。


いつの間にか月がでたらしい。庭園に積もった雪の上に館の影が伸び、その向こうに黒々と湖が広がっている。風が渡って波が移っていくのが見えた。




きんと澄んだ空気。見上げた月の傍には金星が静かに光っていた。





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