おはようございます!

「ボイジャー×占星術で12サインを理解しよう☆」

今日は天秤座編をお届けします。

 

占星術のロジックとしての「天秤座」と

ボイジャーの「バランス」のカードをリンクさせて

そこにどんな意味があるのか?

なぜそういう風に結びついたのか?

を見ていきます。

 

さっそく始めましょう。

天秤座てんびん座

まず、すごく美しい雰囲気が

いかにも天秤座という感じがします。

そして、いろんなものが対照的に

描かれてはいるのですが、

それが二極というよりは

違うけれどどちらも等しく、調和している印象。

空と海、人間と鳥、人の顔と宝石、右脳と左脳。

そして、上が外面の世界、下は内面の世界、とも見えます。

 

インナーチャイルドカードでは

ミダス王と金の手のお話です。

自分がしたことの結果がどう戻ってくるのか、

その結果をはかるのが、このお話の意味です。

 

はかる

 

が、まず共通したテーマといえるでしょう。

そもそも、「天秤座」とは

アストライアが持っていた天秤のこと。

最高裁判所にあるテミスの像は剣と天秤を持っています。

テミスはアストライアの母と言われています。

天秤座はこのように、正義、裁判、法律などを司ります。

このカードの8という数字

(インナーチャイルドカードでは11なのですが)

天秤の2つの皿の円形を、垂直の方向に繰り返した形。

横に倒すと∞(インフィニティ)となり

物事は、絶えず変化しながら「無限」である。

その少しずつの変化の中でのバランスを表します。

 

ボイジャーの真ん中にある、剣。

これはとても鋭さがあります。

「正しさ」というのは、ともするとジャッジメントとなり

バッサリと切ってしまう可能性もある。

この「剣」が天秤のはかりとして使われているのは、

私は「バッサリと切ることではなく、ものさしの違うもの同士を

どう調和させるのか?に対するチャレンジ」

だと思います。

鋭さは、頭脳の切れ味に使う。

自分の正義で、物事をバッサリ切る方には使わない。

 

天秤座でよく言われる

「調和とバランス」

これについては、天秤座の方とお話していても

やはり大切にしているのだという印象があります。

「公平である」というキーワードより

調和や、美しさが心に響くとのことでした。

そのベースには「あなたと私は等しい=公平」

というのがあるのでしょうけど、それは公平であることが

目的なのではなく、調和して美しい状態ならば

お互いが生かされ、等しくなる、という順番であると

お話から私は感じました。

 

そして、等しく調和している状態を作り出すのには

様々なことを

「はかる」

必要はあります。

天秤座の方にとって、あなたと私は違う、

価値観も行動も、人生の道のりも。

その圧倒的な「違う」という隔たりを、

何か接点を探し、関わり、つながりたい。

それは、どちらかが犠牲になって譲るのではなく

お互いが生かされた状態で

手を取り合っていけたらいい。

 

そのために、はかるのです。天秤で。

組み合わせ、関係を作ることを目的に。

 

石井ゆかりさんが前に

天秤座の美しさは

全体のコーディネートという印象がする。

牡牛座は物質的な美で

天秤座は全体がまとまっている、と書いていました。

服から靴、バッグに至るまで全てが調和している。

その全体に橋をかけるように。

 

天秤座の「私とあなたの関係を作る」というのは

自分と相手、という関係でもあるし、

その場にあるすべてのものの「調和」をはかること、

でもあるのだと思います。

 

関口先生の本では

 

 

「誰かの話を聞くのが好き」

「自分の知らないことを知っている人に惹かれる」

「自分と違う個性や才能を相手から見つけ出して

引き出す力」

 

と書かれています。

前にも書いたかもしれませんが

私は蟹座で、初めての場所では人見知りもあって

何を取っ掛かりに話していいか、考えてしまうこともあります。

その動揺があまり見えない!のだとしたら

実にうまく双子座の金星を活用しているんだと思いますが

初めての場では、以前はなかなかオープンハートになれませんでした。

そういう時、天秤座の人がスマートに

「今日はどこからいらしたんですか?」

「普段はどんなことをしていらっしゃるんですか?」

「お子さんは何年生?」

など、感じよく相手の話を引き出していくのを見て

本当に、私ってダメ!と思っていたことがあります。

それくらい、天秤座の人のコミュニケーション能力は、素晴らしい。

 

ここのところ、感じていたのは

よく、天秤座に

「優柔不断」

というロジックが書かれていること多いですよね。

実際、そう思っている天秤座の方もいるみたいですが、

私が見てきた感じでは、あまりそういった

「迷い」

は感じないんですよ。

もし、優柔不断に見える時があるとしたら

それは、どうやったら調和するのか?を

一生懸命考えている時であって

その時は、切り捨てたくないから考えている。

切り捨てるときは、天秤座の人って早いです。

これダメだな

と思ったら、あっさり手放すところあると思います。

あとは、やっぱり「争うことが嫌い」というのがあるので

どうやったら平和的に解決できるかは

すごく考えているんだなと思います。

 

ただ、もし弱点があるとすれば、

その明晰さとバランス、調和を重んじるがゆえに

 

「自分の気持ちも相手の気持ちも置き去りにしがち」

 

なところが、あるのかもしれないと思います。

「これが最高にみんなが美しく調和する方法だ」

と、頭脳が出した判断に従うために、

自分の気持ちに負担をかけてしまう、

そんなところはないでしょうか。

本当はもう疲れてる。やりたくない。

本当は自分も悲しいししんどい。

でも、調和のために、やらなきゃ。

そうなってしまうと、よく聞くお悩みで

 

「相手に合わせすぎて、自分が分からない」

 

になりがちではないかと思います。

本当は、相手に合わせすぎてるのではなくて

「判断」

に照準が合ってることが多い。

「私がしんどいとか嫌だって言ったら

相手がどう反応するか…そしたら調和が崩れる…」

という恐れから、本当の気持ちが言えないのが

「相手に合わせすぎてる」

という表現になると思うのですが

天秤座の人って、自分の意見や、これ!と決めたことは

かなり揺らがない印象があります。

 

恐れを共有する。

関口先生が講座で仰っていましたが

このことを、心がけてみるといいと思います。

普段、誰とでも仲良くなれる天秤座ですが

恐れは、誰とでも共有はできないでしょう。

でも、怖いな、こんなこと言って大丈夫かな、

と思いながらも、この人となら!と思う人に

一番出したくない、カッコ悪い姿をさらけ出せた時、

 

「あなたが好きな私」

 

から

 

「私とあなた」

 

に変わり、関係性が等しくなるのです。

「合わせすぎて」のロジックは、

そういうことなんじゃないかな、と私は感じています。

 

そして、ここを超えられたら、本当の意味で

「社会人デビュー」

になるのかなと思います。

 

ボイジャーのカードに戻ってみましょう。

球体・カップ・ダンサー・ハチドリの4つのモチーフは

肉体、感情、魂、思考を表しています。

これらのバランスを、まず自分の中で取る。

その上で、微調整を重ねること。

また、女性の頭の上にお城があります。

天秤座は思考がとても優れている。

だからこそ、右脳と左脳のバランスを取って

両方をうまく活用していくことが大切。

分かち合いの中から、自分が得るものに

最終的に目を向けていくこと。

均衡を保つことだけを考えるのではなく、

まず、相手を生かしていくことによって

もらう喜びより、与える喜びに気づいていく。

 

このカードではないのですが、8の関連カードの

ワンドの8「調和」

私は、天秤座の真骨頂はこれじゃないかな、と感じます。

自分が指揮者となり、リーダーシップを発揮して、

様々な楽器を調和させて、ひとつのハーモニーにする。

このカードにはお琴、ドラム、ハープ、フルート、バイオリン…と

和洋ごちゃまぜの楽器が描かれています。

これくらい、人の個性っていうのは違う。

その「違い」をきちんとはかって、識別する力を

天秤座の人は持っている。

その上で、みんなの個性が活かされるオーケストラを

作ることができる。

 

それこそが

「多様で多彩な美しい個性を讃え、引き出し、自信を与える」

これは天秤座だから、できることなのです。

 

古典的なタロット(ライダーウェイト版)で

正義のカードは、剣をまっすぐに立てています。

これはいつものあの本

 

 

によると、

 

エデンの園の入口にある「炎の剣」を私たちに

思い出させるためであり、私たちがもう二度と

子どもの無邪気さに戻ることはできないということを

警告するためであろう。

 

と書かれています。

そして、2つのものを対立するものを

「調停」

するように、正義の黄金の測りをつかうことを

示唆しています。

そうでないと、誤って、剣を誰かを傷つけたり

生命を奪うことに使ってしまう。

それが、ジャッジメントの最悪の使い方ですよね。

 

前回も書きましたが、蟹座が中二病で、獅子座は思春期。

乙女座で、やっと成人しましたが、

まだ理想を掲げてそこに到達できない悩み苦しみがあります。

天秤座で社会デビュー、やっと、他者と対等に向き合うことに

試みていきますが、この時に、どれくらい

「相手のよさを引き出す」

ことで

「自分自身の才能に自信を持つ」

ことができるのか。

ここが鍵になると思います。

 

ミダス王のカードを見てみましょう。

彼は願い事を何でも叶えてあげると言われて

「触れるものはなんでも、

黄金に変わるようにしていただきたい」

と頼みました。
頼まれたディオニュソスは、本当にそれでよいのか?

と思いながらも、願いをかなえてやりました。

その結果、最愛の娘を抱きしめようとして

金に変えてしまって

「しまった!」

と思っているのが、このカードの場面です。

 

この逸話から、自分の人生にとって

一番大事なものは何だろう?と、ミダス王は気づきます。

お金がたくさんあれば、と思って

触るものを何でも金に、と言いましたが、

食事もできず、大好きな娘を抱きしめることもできない。

それでお金がある人生、幸せだろうか?

と考えるきっかけになりました。

 

そして、すべての自分の選択の責任は、

自分が引き受ける、ということでもあります。

ミダス王は、自らお願いして、何でも金に変えられる力を

手に入れました。

その結果が、最愛の娘が金になることでした。

 

宇宙の法則に「放ったものが戻ってくる」

というのがあります。

誰かに優しさを放てば、優しさが。

恨めば、恨みが。

その人からそのまま戻ってくることが

「バランス」ではない。

だからこそ、目の前の人を、まず生かす。

そうすれば、必ずどこかから回りまわって、

自分も生かされることになるから。

 

そういえば、天秤座の人に

「ありがとう」

を伝えるってとても大事なこと、と関口先生が仰っていました。

最近、月天秤座の夫に言ってないな。

ちゃんと伝えよう。

 

天秤座、これで終了です。

蠍座シーズンの間に蠍座、いけるかな。

 

今日もお読み下さいましてありがとうございましたクローバー

 

Facebookでこんなグループ作りました☆

 
占星術☆自分の星座を語りつくす会
Facebookグループ · メンバー22人
グループに参加
このグループは、「自分の」星座を語りつくして 同じ星座を持つ人同士、体験から自分の星座を 感じ、知る目的で作りました。 占星術のロジックから自分を知る、ではなく 自分の体感から、ロジックとどう重なるのか?違うのか?を 自由に語り合う場です。 グループの趣旨に書かれているルールを大切にして、楽しく語り...


 
今月の個人セッション可能日はこちらからご覧下さい。

個人セッションメニューの詳細はこちら

現時点でのイベント・講座募集情報はこちらからどうぞ。

お申し込み・お問い合わせはこちらから