新6年のカリキュラムが始まって約1ヶ月ニコ


といっても、ゆうくの場合は塾に行っていないため、忙しくなったということはない。ただ、使っている予習シリーズが、6年生のものになっただけ。

それにもかかわらず、2月に入ってペースが崩れている。内容が難しくなったためか。勉強やりたくない病を発病したためか。

算数と理科にやたらと時間を費やす。国語はほとんど手付かず。スケジュール表の国語欄が真っ白になっている。


予防「最近、勉強が捗っていない気がするんだけど。」
凝視「…。」

予防「めちゃくちゃ充実した冬休みが終わった後、いまいち、頑張れていない気が…。」
凝視「でも、算数はやってるよ。」

知らんぷり「確かに。文句をいいながらだけど、算数は欠かさずやっているね。」

凝視「ミスも減ってると思う。」
真顔「自分で言うなら、自信あるんだね。じゃあ、国理社は?」

凝視「歴史は好きだよ。」
予防「地理は?」
真顔「…。」

予防「嫌がってるみたいだけど、テストは受けた方がいいんじゃない?みんな毎週テストを受けてるし。」

むかつき「うるさいなあ。分かったよ。受ければいいんでしょ。」


みんな塾で頑張っているのに。ゆうくときたら、勉強をはじめると機嫌が悪いし、文句も多いし、とにかく感じ悪い。



  前日のバトル



原因は、柳条湖事件だ。

にっこり「柳条湖って書けない子が多いんだって。」
ニコニコ「誰に聞いたの?」
にっこり「合格する歴史に載ってたよ。だけど、柳を忘れたら、南満州鉄道爆破事件って書けばいいって書いてたよ。」

ひらめき「それで、柳条湖と書かずに南満州鉄道爆破と書いたんだ。」
凝視「そう!」
ひらめき「そうしたら、グノのテストでバツだった。」
凝視「そう!」

ひらめき「確かに、予習シリーズでも(柳条湖事件、南満州鉄道爆破事件)になってるから、どちらでもいいはずなんだけど。バツにならないように、柳条湖を覚えておいてね。」

にっこり「うん。」

ひらめき「柳条湖って付箋に書いて貼っておくよ。机の真ん中に。」
にっこり「うん。」

ひらめき「毎日見れば覚えるでしょ。」
にっこり「うん。覚えたよ。」



その後、テスト前日。


ニコニコ「柳条湖って書ける?」
凝視「書けるよ。」

ニコニコ「書いて。」
むかつき「めんどくさいなあ。」

ニコニコ「書いて。」
むかつき「あの字むずいんだよ。」

ちょっと不満「書いて。」
むかつきむかつきむかつき「うるさい!!」


結果、間違えて、ママ大爆発。


ちょっと不満「間違えた漢字を覚えないで、何度も間違うって、なんなの?」
むかつき「うるさい。」

ちょっと不満「だから、あれだけ言ったのに。」
むかつき「うるさい。」

ちょっと不満「付箋に書いてあげたのに。」
むかつきむかつきむかつき「うるさい!!」


この後、さらにバトル。

柳条湖事件で、貴重な休日の半分以上を無駄にする羽目に。

残念すぎる。


しかも、柳条湖、出なかったし…。




  テスト後、できた詐欺?



ニコニコ「お疲れさま。」
凝視「算数できた。」

ひらめき「また、できたできた詐欺?」
凝視「最後の問題にたっぷり時間をかけようと思ったら、最後が瞬殺でびっくりした。」

ひらめき「ひっかけ問題じゃない?」
凝視「あれは、ママでもできるよ。今日は、たくさん友だちに会ったけど、みんな算数できたって言ってたよ。」

ひらめき「組分けって標準的な問題が多いのかもね。サピックスオープンは激ムズなのに。あれ?でも、1月の組分け、苦戦してたじゃん。」

凝視「だって今回は簡単だったんだよ。いつも、テストの話を嫌がるたつや(仮名)も、算数できたって自分から言ってきたよ。」

ひらめき「コベツバさんが、C(発展)なしって書いてるけどね。それでも、そんな簡単にする理由もないし。問題、勘違いしたんじゃない?」

凝視「そんなことない。問題用紙が下の学年のじゃないかと心配になって、何回も確認したんだから。」

ひらめき「そんなに?じゃあ、今回は平均が高くなるの?」

凝視「うん。学校のテストみたいに平均9割とか。満点続出。」

ひらめき「だとしたら、ゆうくより算数が得意な神童くんたちは、がっかりだね。」

にっこり「そう。のれんに腕押し。ぬかに釘。豆腐にかすがい。」



凝視「とにかく、今回は自信があるから、算数だけ自己採点していいよ。」

ひらめき「いつも嫌がるのに?」

凝視「うん。」


ゆうくの自己申告は、日能研にいたころから、全然当たらない。できたできた詐欺の常連犯でもある。

まあでも、そこまで言うなら。ママもちょっと期待しちゃうし。




  自己採点とテスト結果



ドキドキするから好きじゃない、自己採点。
算数だけ、やったよ。


あんぐりーーー。」
驚き「どうなの?」

あんぐり「③⑷ミスしてる。」
驚き「がっかり。満点のチャンスだったのに。」

ひらめき「1問ミスだけど、ほんとうにできてたんだ。」
真顔「ぼくは悔しい…。」

ひらめき「ゆうくがやらかしそうな問題ではあるね…。」
真顔「うん。間違うとしたら、こいつだとは思ったんだよね…。」



2024.3.3
SAPIX 新小6 入室・組分けテスト(3月)


4科目 185位/6522名 偏差値 68.9

3科目 218位/6543名 偏差値 67.9

2科目 331位/6545名 偏差値 66.6






ひらめき「算数の平均は前よりちょっと高いけど、なんだろう。ゆうくの苦手な問題が出なかったんだね。」

にっこり「運がよかった。」


ニコニコ「でも、対策したわけでもないのに、ミスが減ったのは嬉しいね。」

凝視「ぼくは頑張ったんだよ。算数は。」

ニコニコ「機嫌悪かったけど、頑張っていたのね。」
にっこり「うん。」

ひらめき 「国語は…。ひどいな、この漢字。『省り見る』って、なかなかできない珍回答。」
驚き「…。」

ひらめき「まあ、明日からまた頑張ればいいっか。」
にっこり「うん。」

ひらめき「井上先生の塾技を買ってみようかな。」
凝視「ああ、いいよ。井上先生、また儲かるね。」

泣き笑い「まあね。売れてるよね。」



ふんわり風船星



にっこり「ところで、今回はメダルもらえる?」

ひらめき「この前お手紙に、101〜200位は銅メダルって書いていたと思うんだけど。」

ニコニコ「ぼく、185位。」
ニコニコ「同じ基準なら、多分ね。」




柳条湖バトルではどうなることかと思ったけれど、ゆうくなりに頑張っていたようだ。


疑って、ごめんね。

お疲れさまでしたニコ



おわり