週末の連続テストがようやく途切れたので
劇団四季 バケモノの子
を観に行ってきた。
ゆうくは、映画でも舞台でも、ランドやシーのアトラクションでも、いつもよく笑う。恥ずかしいくらい笑うときもある。
ところが、
バケモノの子、笑わない。
(前の人で見えないのかな…。でもクッション借りてるし…)
(今、笑うところなのに…)
(つまらないのかな…)
喜ばせるつもりが失敗しちゃったかも。
席も前方、悪くないはずなのに…。
次は傾斜のきつい少し後ろか、通路側でリベンジしようかな…
って考えていた。
「ねえ、前の人で見えなかった?」
…
「ママ、
ぼくね…
3回も泣いちゃった」
「えーっ。まさかのゆうくが感動?」
「うん。熊徹最高!
生まれてから今まで、感動したことがなかったけどね。そんなぼくが3回も泣いちゃうほどよかったよ」
「あーよかったー。ママ、超嬉しいわ。また観ようね。」
「じゃあ、当日券を買いにいこう」
「え?当日券?今から?」
「もちろん」
「
あの…。
舞台というのは1日にだいたい1回、多くても午後と夜の2回くらい。今、夜の公演が終わったんだよ。」
「がっかり…。
今日、もう一回観るつもりだったのに…。」
(あり得ない…)
以前から、感動体験をさせたかったのだが、ようやくそれが叶った。
12月17日夜公演のキャストの皆さま
ゆうくに人生初の感動をありがとうございました。
「千秋楽までに後何回行けるかな?」
「今日は熊徹を買ったから、今度は九太を買わなくちゃ。」
バケモノの子も、ライオンキングも、愛と勇気、成長の物語。
ゆうくと同じ歳くらいの子役さんたちの洗練された迫力のある演技に、感じるものもたくさんあるはず。
「胸に剣を持って、強く生きてね。」
「もちろん」
「ぼくには100個くらい闇があってね、99はやっつけるんだけど、最後の闇にやられるんだよね」
「え?ゆうく、闇、多過ぎない?」
東京公演は来年3月21日まで。でも、来年12月には大阪公演が始まるよ。
「新幹線で大阪にも観に行こうね。」
「…。う、うん」
おわり