以前、
ある進学雑誌の編集長のお話を聞く機会があった。
「こんな保護者がいるんです。『うちの子の偏差値で入れる学校はどこですか?』と聞いてくる。学校を偏差値で選ぶとは、何事だ」
お怒りでした。
学校情報収集の専門家なのだから、
そのお気持ちは分かる。
でも、
どれだけ情報を集めて子に合った学校を探しても、実際のところ、学力に相応しくない学校は選ばないのでは?
つまり、
まず、学力(偏差値)の範囲内で学校を絞り込み、その中から他の要因で選択する
と、思う。
もちろん、
偏差値は役に立たないこともある。
先日、受けた異なる塾の二つの公開テスト、算数の結果。一方は偏差値54、もう一方は偏差値70、全然違う。
つまり、
偏差値は問題の内容や母数によって全く異なる。比較はできない。
だからといって、使えないわけではない。なぜなら、テスト結果を評価する重要な指標だから。
すべきこと、できることは、
学校別の出題傾向を把握して、他の子より点をとりやすい問題(得意な問題)を出題する傾向のある学校を候補にすること。
あるいは、
学校が先に決まっているなら、その学校の出題傾向に合わせて、学力を伸ばしていけばいい。
さて、
ではその上で、
学校選びで重視するポイントについて。
重視ポイント(edu Navi参照)
降順で
校風・教育文化、通学時間、大学進学実績、偏差値、男子校、女子校、共学、学費、
部活、スポーツ、知名度、ブランド、
大学附属、留学、海外研修、制服、施設、
宗教、キャリア教育
学校選びの重視ポイント
ゆうくは、偏差値と通学時間
ただし、ゆうくも賢くならないとね
ママは、偏差値と校風
生徒さんたちの特性に合うかどうか
さらに、進学実績も考慮
最終的に
6年後半の学力レベルと日程で調整
偏差値を批判する声もある。
だけど偏差値は、客観的に能力を測り、一般的に扱いやすい指標であることに間違いはない。
そして、
偏差値に相関する多くの要素(能力、知力、道徳観等)が、これで間接的に測れるとも考えられる。