まずは、新年あけましておめでとうございます。
元日から出勤でした( ̄Д ̄;;
ブログを始めた昨年末に言った通り、これからドナー体験記を綴ろうと思います。
1年前の私みたいに、情報を求めているかもしれないドナーおよびドナー候補者の方のためにも。
(仮タイトルを付けてみたけど、多分このままなんだろうなぁ……f^_^;)
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骨髄バンクドナー体験記「提供しちゃいました(仮)。」
≪プロローグ 登録のきっかけ≫
私は骨髄バンクの登録ドナーとして、ある患者さんに骨髄を提供しました。
提供したのは昨年の3月。登録したのは2001年9月なので、10年と半年経っての提供と言う事になります。
きっかけは、職場。
医療従事者として病院で働いており、ドナーとしては少々特殊な環境というか立場かも知れません。
業務上、骨髄移植に関係することにも多く接しており、その中で「ある患者さん」と出会った事が大きなきっかけとなりました。
「骨髄バンクドナーから移植を受ける予定」と他のスタッフから耳にしていた中で、その患者さんとお話をする機会がありました。聞いた話では、骨髄バンクでの適合者自体も1人か2人?と本当に少なかったらしいのですが、その少ない中で順調にコーディネートが進んだのだそう。
その時にその患者さん、こう言ったんです。
「本当にね、見ず知らずのひとが提供してくれるっていうんだから、こんなに嬉しい事はないよね~」
それはそれは、とってもニコニコとした満面の笑顔でした。
「何か、表彰とかされないんでしょうか?」とも聞かれたのですが、当時は骨髄バンクの事自体まだ何も知らなかったので答えることは出来ず。でも、本当に心の底からドナーさんに感謝されているんだなぁという気持ちがあふれていて・・・・・・
衝撃でした。自分の命がかかっている訳だから、提供をうける立場としてそう思うのは当然といえば当然なのかも知れません。でもこれが、めったな事では動かされることのない、私の心にすごく響いたんです。
白衣着て働いているくせに(?)注射とか採血されるの大嫌いな私だけど、
患者さんがこんなに喜んでくれるなら、登録してみよう
自然と、行動にでました。
今はどうかわかりませんが、確か当時は登録できるのは平日だけだったのか、ちょうど夏休み前だったので、その夏休み(平日)に合わせて献血ルームでの登録を予約し、登録しに行きました。
そして数日後に登録カードなるものが届き、晴れて骨髄バンク登録ドナーとなったのです。(しかしこのカード、どこかで役に立つのだろうか・・・・・・)
登録してからは、年に2回ほどの会報誌が届くくらいで、他には何もありません。
たまーに、帰宅時とかポストを開ける際「適合通知きてたりしないかなぁ~」って思うことがありましたが、そんな時に限って来るわけがないんですよねぇ。