No.066:【Ex-aid】仮面ライダーエグゼイドを1年間視聴して…【エグゼイド】 | Blog@Perfo★ism×Masked Rider☆ism

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Hello everyone!!

 

どうも、■●★Yu-chan■●★です!

 

さて…、本日9月3日より、仮面ライダーの新番組、『仮面ライダービルド』が放送となりました!

 

 

…ということは、それに伴い、先週日曜日、8月27日をもって、

前作『仮面ライダーエグゼイド』が最終回を迎えました。

 

はやくもツイッター上では『エグゼイド・ロス』という言葉があふれるほど、

名作と名高かったエグゼイド。

 

最終回を迎えて、今年の作品は秀逸だったなぁ、と、俺も思います。

では、仮面ライダーエグゼイドを1年間視聴しての感想を、ここに綴りたいと思います。

 

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正直にいますと、俺がこれまで通年で見た作品は、エグゼイドを除くと、

鎧武、ゴーストの2作品しかありません。

それ以外は、つまみ食い、というか、評判が高いといわれるライダー映画を見てみたり、

春映画を見たりと、自分が見てみたいものを適宜見る、といった程度で、

通年でしっかりシリーズを見た作品は、鎧武、ゴースト、エグゼイドの3作品のみです。

 

そして、エグゼイドの前作にあたるゴーストが、正直、脚本が通年で破たん、

とてもプロが作ったものとは思えない出来でしたから、

次作のエグゼイドが発表されたときには、あまり期待を持てませんでした。

 

そして何より、衝撃を受けたのは、

初めて『仮面ライダーエグゼイド』のビジュアルが世に出回った時のコト…

 

 

…もうね、正直、『仮面ライダー終わったな』と思いましたよ(笑)

…髪の毛あるし!

…複眼ではない目があるし!!

…なんか全体的に蛍光色だし!!

 

それに加えて、『ゆるキャラかよ』とネットで話題となった、レベル1の姿。

 

 

毎年、新ライダーのビジュアルが公開されるたびに、

『こんなの仮面ライダーじゃない』とバッシングの嵐になるのはもはやお約束ですが、

この『エグゼイド』のビジュアルが発表されたときばかりは、

俺もあまりに奇をてらったデザインに、『あ、仮面ライダー終わったな』

『こんなビジュアルで、さすがに良作が生まれるわけが無いな』

と、半ば諦めを感じていたのを今でも覚えています。(笑)

 

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そして、始まった放送。

もちろん、数話見た程度では面白いか面白くないかの判断はつきません。

 

それまで、俺は基本的に3話見て、その作品を今後見続けるかどうかの判断をしていたのですが、

最初の1クールを通じて、『何このくだらない脚本!』という最低評価を俺に持たせながら、

2クール目から恐ろしいほどのシリアス展開とまとまった脚本で、

未だに俺の中で一番の作品となっている作品、『仮面ライダー鎧武』の例がありますから、

俺は最近、仮面ライダーはあまり面白くない展開でも、見続けることにしています。

 

なので、エグゼイドも、その強烈なビジュアルに期待値がすでに下がっていましたが、

ひとまず見てみよう、という気持ちで見ていました。

 

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ちなみに、俺が最近のライダーに、作品のスタンスとして望んでいることがあります。

それは、『命を命としてきちんと描いてほしい』ということ。

当然、現実世界では、自殺であろうと、通り魔に遭おうと、恨みを買って殺されようと、

一度失った命は二度とよみがえることはありません。

だからこそ、仮面ライダーは、その作品ごとにスタンスは違えど、

基本的に人の命を脅かす存在である敵に対して、全力で立ち向かっていくのであり、

そこに良さがあるのはないかと考えています。

 

にもかかわらず、最近は、大人の事情というか、テレビへの規制が強く入っているのか、

一度、殺されたに等しい状態になった人々が、

敵味方、一般市民問わず、簡単に蘇るコトが多くなってきました。

 

前作のゴーストがまさにそれで、

敵によって命を奪われたに等しい人々が、その怪人さえ倒せば、

簡単に生き返るに等しい状態となってしまう状態が何度も続いたり、

主人公も一度完全に死んだ状態になって感動を誘ったかと思いきや、

ご都合主義でなんとなく復活したりと、『命は一度失ったら二度とよみがえらない』という、

現実の本質から目を背けているのではないかと思えてくる脚本が最近の風潮なのです…。

 

あまり今ほど規制の厳しくない、昔の話をしても仕方ないのですが、

『クウガ』や『アギト』の時代は、今の仮面ライダーのように、

『眼魔が魂を抜きに来る』『ゲーム病という病にかかり、悪化すると"消滅"してしまう』

というように、『死』を婉曲表現することなく、単純に『殺害』していましたし、

その命は当然蘇るコトもありませんでした。

 

だからこそ、本当の意味での危機感、命の大切さというものにアプローチできるのであり、

『失った命は蘇らない』という、現実世界の当然の前提条件を崩さずに、

仮面ライダーという作品は描いてほしい、という思いがありました。

(念のため書いておきますが、これは無闇に作中で命を奪ってほしいという意味ではありません。)

 

そして、今回のエグゼイドのテーマは『ゲーム』と『医療』。

死んでも簡単に蘇れてしまうゲームと、

現実世界では、死んでしまったら二度と蘇らない命を扱い、

だからこそ真剣に医師が命と向き合うはずの『医療』。

これをどうドラマとして、物語を紡いでいくのか、興味を持ちながら見ていました。

 

では、『エグゼイド』の物語は、いろいろな角度から感想を綴っていくことができますが、

そんなことをしていたら、1年間分あるワケですから字数がいくらあっても足りません。

したがって、ここからは、各クールごとに、俺が最も重要視している『命』という観点から、

仮面ライダーエグゼイドの感想を綴っていきたいと思います。

 

■●★Yu-chan■●★@■●★Yu-chan■●★

 

■第1クール

 

俺が仮面ライダーエグゼイドに対する見方が変わったのは、やはり、

『第12話 「狙われた白銀のXmas!」』でした。

主役級ライダーとして活躍していた、エグゼイド、ブレイブ、スナイプ、レーザー。

通常、このような主役級ライダーが1クールで命を落としてしまうことは非常に珍しいのですが、

たった1クールで、レーザーの変身者、九条貴利矢が消滅しました。

 

 

このシーンを見た時、近年、そうそう味方はおろか敵すらも死ぬことなく終わる傾向が強い中、

遠慮なく1クールで味方キャラを消滅させる姿勢に、

『あれ?今年は本気で命を描く作品になるのでは?』と思いました。

 

■●★Yu-chan■●★@■●★Yu-chan■●★

 

■第2クール

 

VS 檀黎斗が中心となって展開された第2クール。

檀黎斗の本性が明らかとなり、実際の自身の命を用いてゲームに参加するゲーム、

『仮面ライダークロニクル』の完成を試みる黎斗を倒すべく奮闘する。

 

このクールで印象に残っている話は…

後々まで語り継がれるであろうキャラである、

檀黎斗のキャラが覚醒したのが印象に残っているクールでした。

 

 

 

 

そして、『命』という観点からは、現実の自身の命を用いて参加する、命を軽んじたゲーム、

『仮面ライダークロニクル』の開発を試みる黎斗の本性など、

少しずつ、『ゲームはコンティニュー出来る?』『現実世界は?』というような対比がなされて、

次のクールへの伏線が多く張られたクールでもありました。

 

■●★Yu-chan■●★@■●★Yu-chan■●★

 

■第3クール~第4クール

 

まさに、『命とは?』というテーマが、ゲームと医療という観点から容赦なく描かれていた、

毎回がクライマックスと言っても過言ではない、

この仮面ライダーエグゼイドを良作と位置付けたクールだったと思います。

 

まずは、

 

■檀黎斗が開発していたゲーム、『仮面ライダークロニクル』の開始

 

⇒檀黎斗自体は第2クールで倒され、消滅しましたが、その代わりのキャラクター(パラド)が、

ゲームを黎斗から奪い上げ、ゲームを強行開始します。

 

すると、ゲームに参加するはいいものの、

現実の自身の命を用いてゲームに参加することになるプレイヤーは、

敵キャラに倒されたが最後、『ゲームオーバー』となって命を落とします。

このように、人々が容赦なく消えていく展開に、

今年は『命』をしっかりと描いていくんだという姿勢を感じました。

 

■仮面ライダークロノス、降臨!そしてラスボスへ…

 

⇒そしてついに、今作のラスボスであり、32話から45話にわたっての長期の敵となる、

仮面ライダークロノスが登場します。

 

 

 

檀黎斗の父親、檀正宗が変身するそのライダーは、

まさに平成ライダー史上最強と言っても過言では無い能力(ポーズ・時間停止能力)を持ち、

変身者の檀正宗は、史上最悪の考え方を持つ敵と言っても、過言ではありませんでした。

 

そして、この檀正宗の存在が、物語全体として、『命とは?』という、

今作で妥協することなく描かれているテーマを、我々視聴者に問うてくる存在となります。

 

まず、仮面ライダークロニクルによって、命を落とした人々について。

実は命を落とした人々は、完全に命を落としたワケではなく、

命がデータ化された状態で、サーバーのようなところに保存されている、と言うのです。

そして、『仮面ライダークロニクル』をクリアした者が現れれば、

命を落としたすべての消滅者は蘇る、と言うのです。

(実はこの設定を聞いた時、俺が『あ、また今年も軽々しく命が蘇るのか…』と思ったのも事実です。)

 

檀正宗の目的は、すべての人類の命をデータ化して自身の管理下に置き、世界の支配者となるコト。

間を省略しますが、当然、仮面ライダーたちが紆余曲折を経て、

最終回、第45話でこの最凶の敵、仮面ライダークロノスを倒します。

 

 

ただ、先述のように、俺が感じた『あ、また今年も軽々しく命が蘇るのか…』という予想は外れました。

 

檀正宗が消滅者の命のデータが保存されいるサーバーへの架け橋的な役割を持つ、

仮面ライダークロニクルガシャットのマスター版を自身の体に取り込み、消滅してしまったため、

今回、最終的に敵であるクロノスは倒すことに成功するというハッピーエンドでしたが、

消滅した人々の命は復活せず、『今後の課題』として受け継がれるという、

ある意味バッドエンドとも取れる脚本となりました。

 

そして、消滅した命を巡っては、

『仮面ライダーは、結局、人々を救えなかったのではないか?』

『消滅した人々の命はデータ化されていると言うが、データは命と言えるのか?』

『今はサーバー内に保存されているデータ化した人々の命を蘇らせる方法は無いが、

現実の医療がそうであるように、時を経ればそれが可能になる時が来るかもしれず、

医師はそれに向けてこれからも努力していく』

など、『命』に対して真摯に向き合う姿勢が、ストーリーとして最後まで描かれ、物語は幕を閉じました。

 

■●★Yu-chan■●★@■●★Yu-chan■●★

 

1年間、この作品『仮面ライダーエグゼイド』を見て、

さまざまな商品展開上の制約、テレビの倫理上の制約がある中で、

脚本の高橋悠也氏は本当に『ゲーム』と『医療』と言うテーマの下、

さまざまな伏線や命と言うものに真剣に向き合った脚本を書いてくださり、

『見てよかった』と心から思える作品になりました。

 

しかもこの高橋氏のすごいのは、劇場版まで含めて、本編、劇場版共に、

全ての脚本を自身で担当したということです。

『え、そんなの当たり前じゃないの?』と思われるかもしれませんが、

仮面ライダーのような年間にわたる作品では、メインライターと呼ばれる方はいますが、

メインライターだけですべての脚本を描ききることはスケジュール的にも難しく、

途中で代打の脚本家が話を担当することもしばしばです。

むしろ、本編と劇場版を通じて、

メインライター1人で脚本を描き切った作品の方が圧倒的に少ないです。

 

だからこそ、今年の作品は、伏線回収等も見事で、かつ矛盾点等も最小限に抑えられた、

一貫性のある脚本が展開できたのだと思います。

さまざまな制約があるであろうなか、すべての脚本を完走して書ききり、

一貫した素晴らしい脚本を届けてくださった高橋氏に心から感謝したいと思います!

ありがとうございました!

 

そして当然のコトながら、この1年間、各キャラクターを熱演し、

我々に最高の日曜日を届けてくださったキャストの皆さん、スタッフの皆さま、

本当にありがとうございました!

 

では、また次回の記事でお会いしましょう!!

 

Adios!!

 

■●★Yu-chan■●★

 

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