え゛!結構食べちゃってますがあせる

「食べると虫垂炎になる」というのは迷信で栄養素も豊富

確かに「スイカの種を食べると盲腸になる」などと昔から言われていますよね。いわゆる「迷信」ではなくて、本当に「盲腸」つまり「虫垂炎」の原因になるのでしょうか?

医療法人社団「奉志会」大西奉文理事長の話によると、「虫垂炎とは、腸の中にいる細菌によって虫垂の内側の粘膜の炎症が、その周囲にも広がってしまった化膿性炎症のことです。その原因の一つとして、便が固まって石のようになってしまった糞石などの異物による内腔の狭窄が挙げられます。しかし、スイカの種の場合は、粘着性もなく、しばらくすると便など一緒に流されてしまうので、詰まって閉塞を起こして虫垂炎になるということは、まずないでしょうし、実際、これまでの手術でも、そういう事例はありませんでした。」とのこと。

ちなみに、この俗信は「昔、ヨーロッパで虫垂炎の手術の時に、虫垂がブドウの種に見えた」ことが発祥になっているという説もあるようです。

ところで、スイカの種には、コレステロールの低下に効果がある「リノール酸」や、むくみを防ぐ利尿効果がある「カリウム」をはじめ「ビタミンB・ビタミンE・ポリフェノール・タンパク質」などの栄養素が含まれているので、中国では「食べても良い」どころか、菓子として「珍重」され、わざわざ「種の大きい」品種まで作られているとのこと。

また漢方では「解熱作用」をはじめ、便秘を解消する「潤腸作用」や、イライラを鎮める「鎮静作用」がある「薬材」としても使用されている次第で、古代エジプトでのスイカ栽培も、むしろ「種を食べるため」だったという説もあるくらいだそうです。

きれいに洗って陰干ししてからフライパンで炒ったスイカの種を、塩で味付けして「おつまみ」にするもよし!お湯を注いでハチミツを入れて「スイカの種茶」にするもよし!ぜひ一度は試してみたいものですね。

2009年07月23日 読売新聞