(3)ベテランの意地

筆者は今回の男子チームの中で、ベテランの活躍に期待を寄せていました。
というのも、男子が北京オリンピックOQTの際は
35歳の超ベテラン、荻野選手がチームを下から支えていたからです。
あの時の若手だった越川や福澤、清水、彼らはきっと心の中で
「8年ぶりにわざわざ復帰した荻野さんにオリンピックの切符を渡したい」
そう思ってプレーしていたのではないのでしょうか。

今回のベテラン陣といえば、清水、長野、富松、米山、福澤などが該当するでしょうが、
私が納得した選手は米山選手ですかね。
若手顔負けのダイナミックなフォームからのスパイクには意地を感じることが出来ました。

清水選手もキャプテンとしてチームを支えていたと思います。
また米山選手のように途中交代ではなく、ずっとコートに立ち続けなければならない
選手だったので、疲れもあったでしょう。
ただもっと清水選手には活躍してほしかった。

昨夏のワールドカップでは石川、柳田選手が大活躍しましたが、
自分はセットの最後にボールが集まる+それをきちんと決める選手は
清水選手だと感じ、非常に頼もしく感じていました。
だからこそ、今回も期待していたのですが・・・



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まぁ何を言おうと、全日本男子の五輪行きの道は絶たれてしまいました。
若手にとってはメディアに過度な注目をされていた分、喪失感も必要以上に感じているのでは。

とにかく予選免除の東京オリンピックで結果を出してもらうために、
NEXT4には今まで以上スキルアップを望みます。
石川選手、柳田選手はサーブレシーブの改善
山内選手はパワーをつけ、今回のチームとしての欠点でもあったブロック力をつけてほしい
高橋選手には、まず清水選手のレベルに追いついてほしいと思います。

東京オリンピックの強化選手には2m代の選手もいますし、
女子よりか将来性があるのではと個人的には思っています。

これからの男子オリンピックの発展、心から応援しています。