そうしていてもやらなきゃいけない事は待ってくれる訳もなく。
オペ室に入って泣き叫びながら
真っ裸になって体を丸くしてと腰に麻酔。
それと同時に硬膜外麻酔も入る。
麻酔が背中を流れるのがわかり少しずつ
足元が温かくなり感覚がなくなってくる。
冷たさで麻酔が効いているか確認され
いよいよオペ…というところで
私の呼吸が乱れ中断。
戻ってきたところで再開され
怖くて怖くてたまらなかった。
ずっと泣きながらオペをしてもらい
隣にいてくれた助産師さんに手を握ってもらい
声をかけてもらい励ましてもらう。
オペが進み開腹して10分もしないうちに
ベビー誕生。
生まれる時は胸下あたりから押され
『赤ちゃん生まれるよー』
と言われるのと同じくらいに
お腹が引っ張られている感覚。
赤ちゃんと対面してからすぐに
眠くなる薬が入れられ寝ている間にお腹閉じられる。

その間に夫はベビーと対面。
ベビーと対面後安心したのか私のオペが終わるまで待合室で寝ていた夫。
先生から夫に声をかけてもらったようで報告。

ベビーは1764g
すぐにNICUに入院。

私自身は薬が切れず声をかけられるとうっすらと
時々目は醒めるがほぼ眠ったまま。
この時の記憶は微かにあるくらい。
夜になりようやく目が醒め痛み止めも切れだし
どうしたらいいのかわからずとにかく痛みを我慢する。
定時に来る収縮具合を見るのは
傷口を押される為激痛。毎回叫ぶ。泣く。
オペ当日は色んな管に繋がれている為
身動き不可能。
介護士をしていた私。
寝たきりの人ってこんな気持ちなんだと感じる。

そして私が入院したのは 産科 ではなく
婦人科。普通に産めなかったから。

オペ翌日から癒着を防ぐために
歩行訓練となるのですが…



ちなみに入院から3日目くらいまでは2人部屋だったが
4日目からは8人の大部屋になったのです。