先日、「高校の歴史教科書から龍馬が消える」と話題になっていた。私は増えすぎた単語を減らし、増やすべき単語があるなら増やすことには大賛成だが、この「高大連携歴史教育研究会」の提案には賛成できない。

私が特に問題だと思うことは、「従軍慰安婦」「南京大虐殺」など、信憑性そのものが疑われているものや、「逆コース」という、吉田内閣が自衛隊を作った動きを「二次大戦への逆戻り」として避難する言葉、そして、新たに追加される思想家や政治家には、明らかな左派の人が多いことだ。
一方、「坂本龍馬」「武田信玄」「上杉謙信」「楠木正成」「吉田松陰」「桶狭間の戦い」といった単語を削除する。

まず、従軍慰安婦と南京大虐殺を追加するというのは、明らかに裏から韓国や中国の誰かが操っているようにしか見えない。他にも、戦争を極端に批判する左の単語や人物が明らかに持ち上げられている。

削除される単語について、「これも左派の影響かなぁ」と思うのが、「楠木正成」の削除だ。私的に「足利尊氏」「新田義貞」「楠木正成」の3人はセットだと思うのだが、楠木正成だけが削除される。楠木正成を消せるなら、少なくとも新田義貞も消せると思うのだが、なぜ消えないのか。自分なりに2人は何が違うのか考えてみた。そこで思いついたのは、「楠木正成は最後まで後醍醐天皇を守り続け、果てた。だから、皇居にも英雄として楠木正成の銅像がある」という事だ。もしそうだとしたら、本当に寒気がする。

今回私は、「このままでは子供が反日勢力、左派勢力の道具にされてしまう」と危機感を覚えた。別に左よりの主張を排除したい訳では無いが、何もわからない子供に教育現場からイメージを植え付けることは本当にやめて欲しい。「いつの間にか反日教育が浸透していた」なんてことにならないためには、しっかりと監視し続けねばならない。