続編です。


そうしてハートの門をたたいたわけですが、ハートの激変?ぶりに驚きました。

周知のとおり副院長、タジー(懐かしい響き)、女医はおらず院長さまだけとなっていました。

完全予約制になったこと。これは便利ですよね、スマホから予約変更キャンセルができちゃう。

前日には明日病院ですけど?というメールがご丁寧に届く。

予約制になったからか待合室は空いており、環境映像が流れていた前のでっかい画面には診察券番号が表示されるようになってました。

私は5千番台、現在は7千番台、しっかり古株です。


久しぶりの中待合、当然のことながら院長室に通されます。

院長の横には若い女が座っており、研修医か?はたまた新しい愛人か?


はいこんにちは。

では凍結卵を戻しますか?


と開口一番こうおっしゃる。


いや、実はまだ迷ってるんですよね。保存期間がもうすぐきれるので相談にきたのですが。

兄弟はいた方がいいとは思いますし、どうしても凍結卵を破棄はできなくて。

ぶっちゃけ出産は何歳までできるんでしょうか?


そりゃ50代でもできるわよー。でも自分の卵子じゃないけど。

出産はできても子育てが大変だろうけどねー。

大変でしょ?子育てって。


はい、毎日戦争のようです。体力が続きませんーー。


破棄、してもいいけど?

本当ならお腹に戻してあげたほうがいいと思うけど。


ここで一つどうしても聞きたかった事を聞いてみた。


破棄ってどうやってするんですか?


液体窒素から取り出してその辺においとくんじゃないの?

私はやったことないからわからないけど。


そ・・その辺って。

大事な大事な受精卵がそんな扱いになってしまうのか。

これはショックでした。その辺においとくって事はゆっくり融解してくわけでしょ。

細胞分裂もまたスタートするのかも、そのまま冷えて動かなくなっちゃうのかしら。

なんだか残酷な気がした。

どうせなら凍結したまま破棄できないのかしら。


ショック受けてる私に畳みかけるように


僕は戻してあげた方がいいと思うわよ。まああなたの年齢の妊娠率は低いけどね。


そうですよね、やっぱりそうですよね、そうします。


やはり不妊治療の先生なのだな、受精卵も一つの命と考えているんだ。

と、その時は思ったのですが後から考えたら破棄したらお金にならない。

成功報酬で採卵しているから元もとれないものね。不妊治療も慈善事業ではない。


とある意味院長に説得?され移植に踏み切ることになりました。

そして山ほどのホルモン剤と自己注射のHCG、久しぶりなので感染症の検査まで。

顔ぶれがすっかり変わってしまった看護師さんの中で唯一知っていた看護師長さん?が説明をしてくれました。もろもろ話が終わったあと


久しぶりですよねーお子さんはいくつになったんですか?


もうすぐ2歳になります、もう毎日大変で・・・。


そうでしょうーでもエライですよ、ちゃんとお迎えにこられて。


そういえば卒業の日にもこの看護師さんに見送られたんだったなあ・・・。

なんだか懐かしい。


お会計になり久しぶりの高額請求!お財布の中が空っぽに。

そうだった、忘れていたよこの感覚。


すいません・・・また長くなりました。また続きは次回。