入学式から半年後、ようやく大学に復学した私は、留年が確定していたが、とりあえず一年生の後期の講義に参加していった。
入学3日で姿を消した私を覚えてる人なんて誰もいないと思ったが、何人かが集まって歓迎会を開いてくれた。
涙が出るほど嬉しかった…復学諦めないで本当に良かった(/ _ ; )

そうして、友達に支えられながら、私は大学生活を満喫した。
術後、生まれ変わったように体調は良く、普通の食事にペンタサとラックビーくらいで、元気な日が二年程続いた。

しかし少しずつ、発熱や腹痛などの症状が再燃してきたが、学校にサークルにバイトに恋に忙しく、ロキソニンでごまかしながら過ごす日々が多くなっていった。
今思うとむちゃくちゃだが、高校で奪われた青春を取り返したかったのかもしれない…

そんな中、医療系の学校だったので、病院実習が始まった。
噂には聞いていたが、恐ろしい先輩方に怒られながらの一日中立ちっぱなしの毎日に、私の身体は悲鳴をあげていた…とは言え、なんとなやれるだろうと根性で頑張り、一ヶ月が過ぎたある日、実習から帰宅後、その時はきた。

トイレで大量の下血。

周りの世界が白くなっていくのを感じながら、あぁ私は死ぬのかもしれないなぁ~っと冷静に思って、そのまま倒れた。
数時間後、帰宅した姉に発見され、すぐ救急車にて病院に搬送。

なんとか意識を取り戻したが、もちろん入院が決定。
もう一年留年が決定した…

あぁ私は卒業出来るのでしょうか?
普通の生活がしたいだけなんだけど…