とりあえず、簡単に病歴を。

クローン病とは、原因不明の腸の炎症性疾患で、現在国の難病に指定されています。
その症状は様々で、私の経験もその一部に過ぎないことを、ご理解下さい。

私が発病したのは、多分高校一年生の16歳の時。
最初は、最近やたらお腹が鳴るなぁ~っという感じ。
今思えば腹鳴という症状だったのかもしれないが、当時はまだ病名もメジャーでは無く、徐々に下痢や腹痛に悩まされて病院に行っても、腸炎としか診断されず、高校時代は悲惨だった。

35キロまで落ちた体重、毎日38度を超える発熱、出席日数はギリギリ、医者にはあまりに治らないので仮病を疑われ、今思い返すとこの時が1番辛かったかもしれない。

しかし我ながら、辛いながらも学校に通い、部活をし、受験勉強もやるだけやった。
もちろん、健康だったら、学生生活をもっと楽しめたし、将来の道も広がっていたかもしれないとは思う。
でも今は、この時の経験が私を支えている、医療の道に進んだことも、その一つ。

その後、這うように入試を受けて、奇跡的に入った大学入学3日後に倒れて入院。
大腸カメラの結果やっとクローン病と判明した。

難病と言われてショックを受けるよりも、病名が分かって正直ホッとした。

これが私の闘病の始まり。



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