「いってきまぁ~す・・・」

東羅は、静かに家のドアを閉めると、学校へ向かった。

ドキドキ・・・

東羅の胸は高鳴っていた。

学校の門に人影が見える。

「スウィート??」

そっと声をかけると、その人影が振り向いた・・・!

「東羅!!」

「スウィート!!」

その人影は、スウィートだった。


「学校の門は開いてるかな??」

「大丈夫。私が魔法で、門を開けといたし、警備の魔物もいないよ。」

「さっすがスウィート!準備がいいねっ」

そういわれて、「そお?」と言ったスウィートだったが、心の中で「私がいなかったら、どうするつもりだったのかしら??」と思うスウィートであった。


ぎぃぃーーーーー・・・。

かすかな音とたてて、昇降口にの扉を開いた。

さすがに夜の学校とだけあって、いつもはしゃべり声でいっぱいの昇降口が、薄暗くいつもの雰囲気ではなかった。


「ねぇ。スウィート。どこに人間界への扉があるの??」

声を殺して、聞いてみた。

「噂によると、校長先生のお部屋の、立派な坪の中が、人間界への扉になってるんだって」

「そうなんだ。」

二人は、先の見えない真っ暗な廊下を、急ぎ足で、校長先生の「応接間」へと、いそいだ。