、「三方良し」とは、江戸時代の近江上人が唱えた、「売り手」「買い手」「世間」の三方すべてに良くて商売が成り立つ、と言うことです。
この近江商人が残した「売り手の都合だけではなく、買い手のことを第一に考え、商いを通じて社会への貢献をする」この「三方よし」の言葉は多くの経営者の指針となっています。
坂本光司教授の著書「日本で一番大切にしたい会社」から言えば、「五方良し」と言う言葉が生まれる。
「売り手」をもっと深く掘り下げて行くと、売り手=会社(買い手=お客様)は3つに分かれる。経営者(株主)と社員(従業員)と関連業者である。
そしてその優先すべき順番は、下記の通りである。
①社員とその家族
②関連会社の社員とその家族
③お客様
④地域社会
⑤株主
普通は1番が「お客様」、最近は「社員とその家族」も多く言われ、私もその通りだと思えるようになった。「社員とその家族」の幸せのために会社は存続発展すべきものであり、そのためには社員と経営者が「お客様と喜びを共有する」ことに専念しなければならない。会社は「社会の公器」であり、決して経営者のものではない、と経営者は自覚しなければならない。
今最も悩むところが②の関連会社の社員とその家族である。
「利は元にあり」とは言うが、せいぜい③お客様、④地域社会の次に位置するものでないかと思えるが、いかがなものか?これからじっくり仕事を通して、現場の中から答えを導き出して行きたい。
経営者と株主は中小企業以外は分けて考えるべきものだろうが、中小企業では株主=経営者である。頭では分かっていても、長年体では「会社は経営者のもの」と感じて動いていたが、この数年の苦悩の中から「従業員とその家族の物心両面の幸せが第1」だと肌で感じれるようになってきた。
さらに待遇面の改善を推し進め、5年後には「従業員の物心両面の幸せ度」を鹿児島トップクラスにしたい。そのためには、私自身がそれを喜びと感じ、率先垂範して仕事に取組み、現場第一主義に徹して行きたい。
会社を良くするには、自分にも厳しくするのは当然だが、甘い自己中心の考え方しか出来ない従業員には時には厳しく迫らねければならないし、それでも理解できない人には、去ってもらうこともあるかもしれない。しかしこれが「会社の利益と従業員全体の幸せにつながる」ことであれば、それを優先したい。それが地域社会へ貢献擦ることにもなる。
