京成電鉄バスホールディングスを設立、2025年4月に京成グループバス会社再編を行うことを発表。京成グループの内、系列鉄道会社のバス事業会社を除く15社と、同月合併消滅する新京成電鉄の系列2社の合計17社が5社に再編される。第一段階として、2025年4月に京成バス·東京BRTを除く15社を新会社に再編。2026年4月に京成バス·東京BRTも再編し完了となる予定だそう。

 

【現状】

京成バス·東京BRT ·ちばフラワーバス·ちばレインボーバス·ちばグリーンバス·ちばシティバス·京成トランジットバス·京成タウンバス·京成バスシステム·船橋新京成バス·松戸新京成バス·東京ベイシティ交通·千葉海浜交通·千葉内陸バス·千葉中央バス·千葉交通·成田空港交通

 

【再編後(2026/4~)】

京成バス東京·京成バス千葉ウエスト·京成バス千葉セントラル·京成バス千葉イースト·東京BRT

 

次に各新会社について詳しく見てみる。

京成バス東京

京成バス東京は京成タウンバスと、京成バス奥戸·金町·江戸川営業所を合併し誕生する。2025年の再編ではタウンバスを移管するだけとなる。

 

京成バス千葉ウエスト

京成バス千葉ウエストは京成トランジットバス·東京ベイシティ交通·松戸新京成バス·船橋新京成バス鎌ヶ谷営業所と、京成バス松戸·市川営業所を合併する。

 

京成バス千葉セントラル

京成バス千葉セントラルはちばレインボーバス·京成バスシステム·千葉海浜交通·船橋新京成バス習志野営業所と、京成バス新都心·新習志野高速·長沼営業所·習志野出張所を合併する。

 

京成バス千葉イースト

京成バス千葉イーストはちばフラワーバス·ちばグリーンバス·ちばシティバス·千葉内陸バス·千葉中央バス·千葉交通·成田空港交通と、京成バス千葉営業所を合併する。

 

見てもらった通り京成から分社化した会社のみならず、設立当初から京成本体との関係が薄い会社をも巻き込む大再編となる。現時点では各社の移管先程しか判明していない。ここからは考えられる変更点等を挙げていく。

 

1.営業所·車庫

この再編で同社内の営業所や車庫にも合併が起きる可能性がありえる。一番わかりやすいのは京成バス千葉セントラルの船橋新京成バス習志野営業所と、京成バス習志野出張所だろう。両者は直線距離130m程しか離れていない。今後同じ会社となる際何かしら動きがあってもおかしくはない。

 

2.車番

京成バスでは4桁目を営業所ごとに振り分けられた英数字とした4桁の車番を採用している。これはちばフラワーバスやちばシティバスなどでも採用しているが、この付番方式でない会社も存在。この再編を期に付番方式をも変更することでも無い限り改番が必要になる車が多い。

代表的な例が千葉交通だ。千葉交通は10-11や31-211のようなハイフンを使う付番方式を採用している。ハイフンの省略で良さそうに見えるが、それだと車番の被りや5桁の車番発生するため根本的な、改番が必要となりそうだ。

この他、単純に車番が被る例がある。例えば京成バス千葉ウエストでは、松戸新京成バス·京成バス松戸営業所·東京ベイシティ交通の貸切登録車が同じ3000番台。船橋新京成バス·東京ベイシティ交通の路線車が1000番台。東京ベイシティ交通のコミュニティバス用車·京成バス市川営業所が2000番台、と被りまくりでる。こちらも改番しなければ車番の被りは避けられない。

 

3.車両·路線の移籍·移管

この再編で路線を別営業所に移管する例も起きる可能性が考えられる。その場合それに合わせ車両の移籍も行われるだろう。

 

4.車両デザイン

新会社にはどれも"京成バス"の表記があり、全て現在京成バスが採用しているデザインになる可能性が高い。しかし、新都心営業所のカモメカラーなどの例もあるため希望はある。

 

 

※:東京BRTは存続、京成バス傘下から京成電鉄バスHD傘下となるのみ。

 

 

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