2024年3月16日、京成トラベル主催の船橋新京成バス1301,1302号車で行く撮影会ツアーが行われた。

▲鎌ヶ谷大仏で乗車位置に付く。

京成トラベル主催の新京成バス撮影会は2回目。今回は2台のリバイバルバスが主役となった。ツアーの内容はリバイバルバスに乗車し、かつての豊富整備工場跡地での撮影会や、AP35やふなっしーバスの居る習志野営業所訪問。飯山満駅で解散となる。内容もあってか、比較的参加者の年齢層が高く感じられた※1

 

10時頃鎌ヶ谷大仏駅を出発。参加者はタクアンバスと青バスの2台に分かれ乗車し、豊富整備工場跡地へ向かう。一旦習02系統のルートで走行、金堀入口付近で左折し小室02系統と同様のルートで工場跡地に向かった。

 

道路混雑で10分程遅れ、10時半頃に工場跡地に到着。

豊富整備工場は2009年頃まで稼働していた。車両の整備や、除籍となった車両の置き場所にもなっていたそう。工場閉鎖後も新京成の土地となっており、臨時駐車場となったりしている。※2

空は晴天、順光位置に停車し撮影会開始だ。撮影会は2台並び→1台ずつ→フォトランの順で行われた。引きでの撮影と近くでの撮影で時間を分けるなど、各々撮影しやすい環境となっていた。

もう説明はいらない気がするが、念のため。1301号車は1949年、新京成電鉄がバス事業を開始した頃のカラーリング。その色から"タクアンバス"と呼ばれたそう。当時を知る人は社内にも居ないそうで、実際にこの色味だったかは不明らしい※3。記載名称は新京成電鉄バス。

 

1302号車は1980年代より見られた"青バス"のカラーリング。昭和末期までの新車に使用された。数年前に松戸新京成バスで京成バスから移籍した車両の、塗装変更をケチって簡略化するために登場して以来の青バスである。記載名称は新京成バス。

 

誰でも参加出来る撮影会での並びは初めて。イベントも少なく、タクアンバスのお披露目イベントもあいにく雨模様だったが、今回はリバイバルバスが主役として日の目が当たった。

 

跡地での撮影が終わると次はフォトラン。学館船橋高校や朝日工業のある道路を一周するルートを走った。

▲跡地を出るタクアンバス。

 

2台が右回り·左回りの合計4周した。

フォトランの後、豊富北バス停に停車。12時前に同バス停から乗車し、習志野営業所へ向かう。習10系統と同ルートを通り、習志野台6丁目交差点を直進した。

 

12時半頃習志野営業所に到着。習志野営業所ではふなっしーバス2741号車とAP35の撮影会と、物販会が行われた。

▲習志野にリバイバルバスが!

 

ふなっしーバスとAP35の1台、2014号車が登場。

京成グループでは珍しいとの事で、日産ディーゼルAP35(スペースランナーA)が撮影会に抜擢されたそうだ。物販会ではグッズや廃品などが販売された。目玉は1400号車の車内名刺入れや、取り外されたナンバープレートなどが販売された。物販会には沢山の人で盛り上がっていたが、前述した車両は…※4

▲物販会の様子。結局ほぼほぼの品が抽選となり、1時間程時間が押した。

途中、青バスの隣に2756号車が移動。習志野と鎌ヶ谷の人気者が並んだ。

 

時間が押し13時40分頃に習志野営業所を出発。ここで乗車するバスが交換、席替えも行われた。来た道を戻り、高根木戸近隣公園の交差点を左折し南下。2時半前に飯山満駅に到着した。近年大型車がめっきり来なくなった飯山満駅に、久しぶりに大型車がやって来た。

▲東葉高速の駅とタクアンバス。

 

前回行われた撮影車両の交換や表示の変更は無かったものの、十分楽しめる内容となっていた。企画·運営や参加者の皆様、お疲れ様でした。

 

▲物販に人を取られたスペランA。個人的には好きだぞ。

 

※1:ツアーの内容もあるからか、青バス現役時代を知る人も多く居た。なお、ツアー内でふなっしーバスの展示もあるため、それ目当てであろう人も数人見られた。

※2:建物は2018年頃に解体。建物があった土地も今に至るまで新京成が所有しており、現在はインフラ業者に貸し出されている。

※3:もう少しくすんだ黄色だったという意見もある。当時の写真は古い物しかないため、詳しい事は誰にもわからない。

※4:これが西工ボディだったり、松戸カラーだったら、もっと撮影に集まっていたのだろうか…