2023年12月30·31日、東京ビッグサイトにてコミックマーケットC103が行われた。

▲新車も入り臨時便もより頼もしく

 

夏に続き2回目のコミケ臨となる東京BRT。特筆すべきは、国際展示場発新橋行きの臨時便が"直通特急"として運転されたことだろう。※1

▲このために表示まで用意する徹底ぶり

これは終点までノンストップで行くという前代未聞の便。これが5~7分毎に運行というのだからBRTの本気度がうかがえる。

国展発の臨時便は14時台から17時台にかけて運行。直通特急ということで13分で新橋まで行ける。道路状況によっては10分ちょっとで着ける場合もあったようで、ネットではその便利さがちょっとした話題に。

直通特急といえば、阪神線の種別で有名(?)。一部の車内アナウンスでは「三宮へは参りません」※2など、わかる人にはわかる面白い放送もあったようだ。

 

また、新車R015~017号車が今回の臨時便より運行を開始した※3。3台ともに東京BRT塗装になっていない、真っ白な状態での運行となった。

その他23年11月より運行を開始した元京成E172号車のR173号車も充当した。

2日目(31日)の午前中はワンマン札※4、午後は前のりとハイブリッドのステッカーを掲出するなど遊び心も。

 

昨年に引き続き、普段は貸切送迎を行う京成バス1013,1014号車も応援に駆けつけていた。

▲京成バス車両による直通特急

 

実際に運転はされなかったが、国際展示場方面の直通特急表示で走行する回送がたまに見られた。

沿道で撮影するマニア向けだろう。

▲今後、実際に運行する姿が見られるかもしれない

 

今回はネットでの評判など、利便性の良さがこれまで以上に広まった感じがする。

選手村街開きと共に始まる本格運行を前に、これが追い風になる事を祈るばかりだ。

 

※1.直通特急は案内の通り基本単車で運行された。しかし2日目後半になると連接車両(1009号車)が直通特急に充当される姿が見受けられた。

※2.阪神電車と山陽電鉄が大阪梅田-山陽姫路間で直通特急という種別がある。

※3.23年12月に潮見営業所に納入されていた。

※4.ワンマン札はC102の臨時便で1004号車(現R004号車)で見られた物と同じ。