新京成バス20周年企画で話題が絶えなかった下半期。その傍ら習志野では塗装統一とは逆を行く珍車が…
車両増減(23/7~23/12)
松戸営業所
増:3340·3341·3342·3343
減:3043·3044·3045·3305
▲松戸では新塗装が10台を突破。早いものだ。
上半期同様、引き続き経年車が置き換えられた。しかし、その置き換えられた車両の動きが…(後述)
その他、22年6月頃より運用離脱していた3305号車が除籍となった。リアにブルーシートをかけられ留置されているのを目撃されており、修復不可能な故障などがあったものと思われる。290系列の除籍は松戸では初めて※1。
鎌ヶ谷営業所
増:1007·1360·1739,1820,1821
減:1007·1035·1804·1805
鎌ヶ谷では新京成バス20周年企画で特別仕様の車両が登場した。まずは1360号車。アンデルセンライナー用※2として導入、車内はアンデルセン公園をイメージした内装とハイバックシートとなっている。
▲1360号車。側面デザインやフルカラーLEDなど特徴がある。
既存の車両にも変化が。8月、森のシティ特定から路線車となった1302号車(元1943)が青バス塗装に復刻。9月には、今夏よりCIカラーで路線運用に入っていた1301号車が、新京成電鉄自動車部カラー(タクアンバス)に復刻された。
▲タクアンバスとなった1301号車。
▲青バスについては上記で詳しく紹介している。
また、1007号車は8月に除籍されたものの、9月後半にバスビジョン内に再登録されているのが確認されている。
習志野営業所
増:2030·2031·2739·2740·2741·2742
減:2019·2706·2710·2752·2754
ここにきて中型車が一気に4台導入。その内の1台2741号車は"ふなっしー"の語呂合わせでふなっしー号となっている。
▲ふなっしー号の2471号車。
そして久し振りに入った大型の2030,31号車。やっと大型に新顔、経営を盛り返してきたのかと思ったら大間違い。前述した松戸3044,3045号車が移籍してきたのだ。
▲元3044号車の2030号車。前面以下は松戸塗装のまま。
▲2031号車。こちらは塗装変更が無く、前面にステッカーが貼られている。
比較的潤沢に車両を投入できる松戸から、採算などが厳しい習志野へやって来たと思われる。松戸塗装が習志野にやって来るのは初※3。また、ノンステップ表記が省略されているが、これは新塗装車で省略しているのに倣ったのだろう。
ダイヤ関連
平日ダイヤで三咲駅行きだった内の2本がアンデルセン公園まで延伸された。
12月の改正では建鉄循環もとい山手ループ線での深夜バスが廃止。入れ替わるように夏見線での深夜バスが新設された。
着実に置き換えが進んでいる新京成バスグループ。新京成電鉄の合併で新京成グループ全体の先行きが不安定な中、これからの動向に注視したい。
※1:船橋新京成では鎌ヶ谷の1733号車が事故除籍となった例がある。
※2:平日などは一般車と混ざって広範囲で運用される。
※3:これまでも松戸·習志野間の移籍はあったが、青バスリバイバルや京成グループCI塗装の車両だった。