意外とコワイ急性アルコール中毒

 

アルコールは、『百薬の長』『気を狂わす液体』という二つの面を持っています。

 

『酔う』メカニズム

体内に入ったアルコールは肝臓で分解されますが、分解しきれない分は心臓に送られ、血液によって全身へ運ばれ、脳へ到達し麻痺・酩酊となるのです。

 

【血中アルコール濃度】

0.05%~0.10

【ほろ酔い期】

陽気・気分の発揚・運動協調性の低下・反射の遅れ

 

【血中アルコール濃度】

0.11%~0.30

【酩酊期】

運動の協調性の明らかな障害(まっすぐに歩けないなど)

 

【血中アルコール濃度】

0.31%~0.40

【泥酔期】

錯乱・記憶の低下・重い運動機能障害(立つことができない)

 

【血中アルコール濃度】

0.41%~0.50

【昏睡期】

意識喪失・昏睡・死

 

急性アルコール中毒とは…

短時間に多量のアルコールを体に摂取することで起こる中毒のことです。

 

脳内の麻痺は大脳辺緑部から呼吸や心臓の働きを制御する脳幹部まで進み、最終的には生命維持に関わる脳の中枢まで麻痺させ死に至ります。

 

治療方法は?

【軽症の場合】

体温を保つように注意しながら観察することで、自然に回復。

 

【重症の場合】

昏睡の場合は、気管内挿管を行い、必要に応じて人工呼吸。また、輸液によってアルコールの排泄を促進させ、血液透析が必要な時もある。

 

こんな時には救急車を呼ぼう

・いびきをかき、強くつねっても反応がない。

・倒れて、口から泡を吹いている。

・体温が下がって、全身が冷たい。

・呼吸が異常に早くて浅い。

・呼吸がゆっくりで時々しか息をしない。

・大量の血を吐いた。

 

知っておきたい 酔いつぶれた人への介護方法

・絶対に一人にしない。

・衣服を緩めて楽にしてあげる。

・体温の低下を防ぐ(衣服を掛けてあげるなど)

・吐物による窒息を防ぐために、横向きに寝かせる。

・吐きそうになったら、抱き起こさずに、横向きの状態で吐かせる。

 

急性アルコール中毒を防ぐには

・イッキ飲みをさせない、しない。

・お酒の飲めないタイプの人に強要しない。

特にイッキ飲みをすると脳の麻痺が一挙に進み、昏睡状態に陥るので注意しましょう。

 

お酒と楽しく付き合おう!!

お酒は人間関係を円滑にするコミュニケーションツールです。正しい知識で楽しく適量を守ることをオススメします。