眠りにまつわるエトセトラ
現在、日本人で一番多いのは7時間睡眠ですが、最適な睡眠時間は人それぞれです。その人に必要な睡眠時間は素質的に決まっていて、変えられるものではない、と考えられています。
■あなたはどっち?
ショートスリーパー
ナポレオン、エジソンが有名です。ショート派は外交的でものごとにこだわらない性格が多く、脳があまり疲れないため、短時間の睡眠ですむという話もあります。科学者タイプにはショート派が多いそうです。
ロングスリーパー
アインシュタインが有名です。ロング派は繊細な心の持ち主が多く、世間の問題に対し敏感に反応してしまうため、脳が疲れてしまうとか。ロング派は芸術家肌の人が多いそうです。
■眠りのリズム
ヒトは眠るとき、まず最初にノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りに入ります。さらに入眠から約90分後に、レム睡眠と呼ばれる浅い睡眠になります。ノンレム睡眠は、この約90分の睡眠サイクルを繰り返すごとにだんだん浅くなり、自然に目を覚まします。
■ノンレム睡眠とは
大脳が未発達の生物にはノンレム睡眠がありません。そのことから、複雑に進化してきた大脳を休ませるためにできたシステムだと考えられています。特に最初のノンレム睡眠中には、体の発育や機能修復を促す成長ホルモンが一日のうち最も多く分泌されるので、重要だと考えられています。
■レム睡眠とは
昼間経験したことや、見たり聞いたことを長期的な記憶として整理し、固定する作業を行っています。その作業中に発生する現象が「夢」だといわれています。また昼間の学習量が多いと、レム睡眠も増えます。
■快眠のためのポイント
大脳が最も休まる1回目と2回目のノンレム睡眠時に、いかにぐっすり眠れるかどうかが、睡眠の質を左右します。眠る直前に神経が興奮していると、始めの深い眠りの時に十分休めず、熟睡感が得られなくなってしまうのです。眠りはじめの約3時間を充実させられるように工夫してみましょう。
■よりよい眠りのパートナー
枕
寝返りをすることを考えて幅は50センチ程度必要です。ある程度硬く、寝返りをうったり横向きになっても頭がまっすぐ保てる高さが理想です。
色
寝具やカバー、小物などに意識してとり入れてみましょう。
・ベージュ・茶色・グレー系 … 目にやさしく、やすらぎを与えます。
・パステル調のピンク・水色・スミレ色 … 穏やかで優しい気持ちにしてくれます。
・緑や黄緑など森林の色 … 緑は心身の不調和を解きほぐす効果があります。
照明
寝室には、間接照明や温かみのあるオレンジ色の明かりを取り入れましょう。寝る前にそれらの照明の光の中で少しぼんやりすると、リラックスして眠ることができます。携帯電話やパソコンの光は強烈で覚醒作用があるので、就寝前にみるのはやめましょう。
飲み物
・ハーブティー…カモミールなどには鎮静効果があります。
ノンカフェインのものをえらびましょう。
・ホットミルク…乳製品のたんぱく質に多く含まれるセロトニンには、ノンレム睡眠の深い眠りを守る働きがあります。
・しょうが湯…体を温め、気持ちを落ち着けて眠りやすくします。
午後4時を過ぎたら、カフェインの多いコーヒーや紅茶、緑茶は控えましょう。







