徳洲新聞 NO.814に掲載されました!!
「潜在看護師」の現場復帰を支えて5年
初めての〝同窓会〟を開催
大和徳洲会病院(神奈川県)は2007年2月以来、2カ月に1回のペースで潜在看護師復職支援研修会を実施してきた。2月9日、元潜在看護師が集う「第1回同窓会」が大和市で行われた。
同窓会には復職した看護師とその子どもたち、病院3役(野口有生院長、湯浅尚子看護部長、里憲明事務部長)ら20人以上が出席。子どもたちの明るい声が響く中、中華料理に舌鼓を打ちながら楽しい時間を過ごした。
挨拶に立った湯浅看護部長はこう話した。
「今回は記念すべき第1回。来年以降も2回、3回と続けていきたいと考えています。厳しい医療現場ですが、皆さんの協力に支えられています。これからも病院を支えください。私も3人の子を育てながら看護師を続けて、今はその子どもたちも20歳を超えました。保育園あっての自分でしたから、院内保育園の充実を図っていきたいと思います」
潜在看護師復職支援研修会を担当する鈴木八重子看護師は、「私たちは誰が潜在看護師だったかを知っていますが、当の本人同士は知りません。今回の催しが、元潜在看護師同士が輪を作り、不安や悩みを話し合う一つのきっかけになったと思います」と話す。
「翌日には『きのうはお疲れさま』などと声をかけあう様子が見られました。これでまた一つ新しい縦と横のつながりができ、そんな和気あいあいの関係がいい雰囲気を醸し出し、当院看護部の理念である「心にとどく看護」の実践につながるのではないでしょうか。新卒・既卒の看護師、そして潜在看護師研修を修了した看護師たちに、当院は支えられています」
看護師等の国家資格を有しながら就業していない「潜在看護師」は全国に55万人いるとされる。これからも続くとされる看護師不足を乗り切るためには、いかに多くの潜在看護師を現場に呼び戻すかが一つの鍵だ。
これまでに大和徳洲会病院は29回の研修会を開催。受講した76人のうち30人が入職、今も17人の看護職が勤務している。
研修を受講して入職したのは約4割で、その6割強が定着している。入職率・定着率は非常に高い。その要因は何か。「子どもが風邪を引いたり熱を出したりして急に休まなくはならなくなったときでも、『お互いさまよ』と快くフォローしていただけます。ママさん看護師が多いからか、やさしくて強く、気遣いもある方が多い印象です」とある看護師。研修については、「昼食つきで参加費が無料」、「注射の練習は希望すれば何度でも行える」、「院内保育所を利用できるので助かる(※1日500円)」、入職後についても、「たとえば、夜勤ができないという希望があれば、それに合わせて勤務を組んでもらえる」などという声が聞かれた。
ブランク最長は23年ぶりに復帰した白𡈽広美看護師(51)。
「ドイツ語を用いていたのが英語に変わっていたり、物品が著しく進化していたりとショックを受けました。思い切って復帰してよかった。毎日一つ学びがあります。看護学生の気分です」と明るく笑った。
現場の雰囲気のよさを挙げるのは鈴木看護師。
「研修の院内見学に、各部署のスタッフは全く嫌な顔をせずとても協力的なんです。いい印象をもっていただける一つの理由のようです」
入職後も、配属された各部署のスタッフが工夫を凝らして、知識・技術の習得を見守る態勢が整ってきたという。
「始めは非常勤看護師として入職していただき、子育て中の方は子どもの成長に合わせながら常勤職員へ。時間をかけて育てます。非常勤から常勤職員になり、現在は中堅看護師として活躍している方もいます。人の役に立ちたいとの思いを遂げられるのが医療現場です。埋もれて欲しくありません。一人前になれるチャンスと考えて、ぜひお越しください」と湯浅部長。
通常は2日間コースだが、第29回(3月12~16日)は助産師コースと同時開催の5日間にわたる特別コース。問い合わせは大和徳洲会病院看護部まで。
大和徳洲会病院
TEL 046-264-1111(代表)
第29回 潜在看護師支援研修会
支援研修会のお知らせ
看護師・助産師合同開催
■開催日 平成24年3月12日~16日(5日間)
1~3日目 看護師・助産師同時カリキュラムにて実施
4・5日目 看護師・助産師別カリキュラムにて実施
■時間 9:30~16:00
■会場 大和徳洲会病院
子育てをしていて、看護職から離れてしまっている。病院での勤務から離れて何年もたっている。そんな不安をお持ちの方、当院のスタッフと一緒に、今の看護を体験してみませんか?
■申込方法 大和徳洲会病院 看護部
☎046(264)1111(内戦261) 担当 太田
※実習日の食事は当院支給・託児所の使用(日額500円)にて利用いただけます。詳細についてはご連絡ください。