難解医療用語辞典 (4)■イレウス 【ileus】
病院の中で使っている言葉は、患者さんや家族にとってはとても分かりにくい専門用語があります。言葉そのものは簡単でも、日常生活で使う場合と意味が異なるものもあります。
医師が一生懸命説明しても、後になって「そのような説明は聞いていない」「聞いた内容と違う」などの問題が起きることがあります。あるいは、「何か分からないことがありますか?」と尋ねても、「はあ(何を言われたかが分からず、何を聞けばよいかもわからない)」といった場面もあります。
そのギャップを埋めるために、わかりやすい言葉できるだけ多くお伝えしたいと思います。
(4)■イレウス 【ileus】
一般的には「腸閉塞」とも呼ばれ、何らかの原因で腸が正しく働かなかったり、スムーズに動かなくなることで、摂取した飲食物やガスが腸内部に詰まってしまう病気。
厳密にいえば、イレウスは腹膜炎や膵炎などにより腸管の動きが麻痺して発症するものであり、がんや術後の癒着、ヘルニアなどによって起こる腸閉塞とは区別される。
症状としては、おなかが膨らむなどして痛みを伴い、嘔吐や吐き気、排ガス・排便の停止などが起こる。疾患のある部位や程度により、症状と痛みの強さは異なる。
(徳洲新聞より引用)