新しいクラスになって早速近くの席の子達が受験の話題を出してきたそう。
悲しいことに娘が受験するということは通塾早々に学年で知れ渡ってしまっています。
娘は相手の誘導とかに綺麗に引っかかってしまうタイプなので、スピーカー系男子に速攻でバレて、口止めしていたのに本当に無意味でした。
でも娘周りを見ると男子は大手塾に通うガチ勢が多く、そもそも隠していないお子さんが多い印象で、クラスが違っても娘の耳には誰がどこに通っているのか、なんなら成績まで話が入ってきていました。
一方女子は、今回クラスが同じになったことで初めて受験するという事を知った子が何人かいたようです。
特に、低学年期からこそこそ集団で本人に聞こえるように陰口をいう、所謂女子グループのボス的なお子さんが実は受験するらしいという事がわかりとても驚いていました。
そのお子さんはもう一人の受験する女子と、
「制服がダサい学校は嫌だよね」
「◯◯中とかダサくない?」
「最近は都立中の人気が下がってるんだよね」
などなど話したあとで、
「で、あなたは女子校と共学どっちを志望しているの?」
「どっちでも良いと思ってるよ」
「第一志望はどっちなの?」
「別学/共学」
本当に信じられないのですが、うちの娘は、これで志望校を言ってないから上手く誤魔化せたと思ってるんです💦
しつこかったからこれぐらい言うのは良いと思ったみたいです。
この話を聞いてから、正しくは「まだ決まっていない」だと言い聞かせました。
この子のお母さんも噂好きな顔の広い方で、良くそんな話を知っているなという事を(しかもネガティブな情報ばかり)あちらこちらで話しているので、そこに伝わるのが私は本当に嫌で
そもそもこれで娘が進学した学校が共学別学逆だったらどんなにそこが素敵な学校でも彼女たちに「第一志望は駄目だった」と噂されそうなのも嫌です。
なんでたいして仲良くない娘の志望校が知りたいんでしょうか。
娘は自分の情報を抜き取られるだけで、彼女たちが共学別学どちらを志望しているのかなど、もともと興味もないので全く聞き返しもしなかったようでした。
個人的に、最初のやり取りも何故か学年で◯◯中を受験すると噂されている娘への当てつけにも感じられますし、都立も確かに倍率は下がったもののそれは「簡単じゃない」テストだと周知され、お試し受験層が減った結果だと早稲アカの説明会でも分析されており、依然として高倍率で難関なのは変わらないので、どちらの学校にも魅力を感じている娘は非常に嫌な気持ちになったようでした。
私は娘からこの話を聞いて、何となく彼女たちの周りの大人がこういった事を言ってる部分もあるんだろうなと感じました。
なかなかすべての人から完璧と支持される学校というものはないもので、ある人から見れば良い面も他の人からは悪い面になり得ると思います。
子どもは身近な大人の言葉は結構そのまま受け取りがちなので、親しい大人同士の本音トークならいざしらず、私は子どもの前では絶対どんな学校もマイナスには言わないようにしようと改めて思いました。
それはもちろん地元の公立中に対してもです。
しかし今まで娘とは学校見学ではどんな学校も良い生徒さんばかりだったねと話していたので、娘の苦手なお子さんも受験するという話はどういう気持ちで受け止めたのかは気になりました。
「ボス子さん、受験するみたいだけど、同じ学校になったらどうしようとか思った?」
「私立は大多数が性格の良い子だから、意地悪なことをしてるのが恥ずかしいって雰囲気があるし、ボス子さんも意地悪なことはできないと思う。」
「確かにそれはあるね」
娘の言っていることは、今まで娘が学校で辛い思いをすることがあったときに私や主人、祖父母などが話していた言葉です。
また、学校見学の際に学校での人間関係について伺ったときに生徒さんからも同様のお返事をいただくことが多かったです。
ちゃんと娘の中でもこの言葉が残ってくれていたんだと嬉しくなりました。
良い言葉も悪い言葉も子どもはしっかり聞いているので、自分の言動には気をつけなくてはいけないと改めて感じた出来事でした。